研究課題/領域番号 |
22K12845
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 福岡大学 (2023) 九州大学 (2022) |
研究代表者 |
小幡 聡 福岡大学, 医学部, 講師 (30710975)
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研究分担者 |
田尻 達郎 九州大学, 医学研究院, 教授 (80304806)
永田 公二 九州大学, 大学病院, 講師 (20419568)
福田 篤久 九州大学, 大学病院, 助教 (20709795)
近藤 琢也 九州大学, 医学研究院, 助教 (00644725)
河野 淳 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (90758418)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 技術評価 / 内視鏡外科 / 小児 / 食道閉鎖 / シミュレーター |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、小児のみならず成人でも安全かつ確実な内視鏡外科手術を提供することを最終目標とし、advanced surgeryに対する内視鏡外科手術の技術習得のみならず客観的技術評価が可能で、かつ繰り返し利用可能な手術トレーニングシミュレーターを開発し、外科医の技術向上とともに患者の安全性を担保することを本研究目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究では安全かつ確実な内視鏡外科手術を提供することを最終目標とし、advanced surgeryに対する内視鏡外科手術の技術習得のみならず客観的技術評価が可能で、かつ繰り返し利用可能な手術トレーニングシミュレーターを開発することを目標としている。 具体的には新生児食道閉鎖症モデルを製作し、実際の手術行程を検証して技術評価項目を設定し、日本内視鏡外科学会技術認定医にシミュレーターを使用してもらい評価項目に該当するデータを収集・解析し最終的な技術評価項目を設定する。その後練習者にシミュレーターを使用してもらいながらトレーニングを行いつつ技術評価を行い、練習者のラーニングカーブを観察するとともにシミュレーターそのもののトレーニング効果を検証する。 令和4年度は食道閉鎖症に対する胸腔鏡下根治術シミュレーター(食道閉鎖シミュレーター)を開発する計画および協議を主に行ってきたため、令和5年度は開発に着手することを目標に研究を行ってきた。 先行研究として開発していた新生児左横隔膜ヘルニアに対する胸腔鏡下根治術シミュレーターを基に食道閉鎖シミュレーターを考案していったが、可能な限り実際の手術現場に近似するようにしたため、食道閉鎖ミューレーター及び食道ファントムの作成に難渋した。同時に技術評価用の測定システムの作成も着手していったが、管腔構造に対する測定方法について圧センサーのみならず緊張の度合いについても評価することでよりよい客観的技術評価が行えることが考えられ、現在も評価方法について検討を行っているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和4年度は食道閉鎖症に対する胸腔鏡下根治術シミュレーター(食道閉鎖シミュレーター)を開発する計画および協議を主に行ってきたため、令和5年度は開発に着手することを目標に研究を行ってきた。 先行研究として開発していた新生児左横隔膜ヘルニアに対する胸腔鏡下根治術シミュレーターを基に食道閉鎖シミュレーターを考案していったが、可能な限り実際の手術現場に近似するようにしたことや、使用する材質によるシミュレーターの耐久性に問題が生じることが予想ため、食道閉鎖ミューレーター及び食道ファントムの作成に時間を要しており、予定よりも進捗が遅れている状況にある。同時に技術評価用の測定システムの作成も着手していったが、管腔構造に対する測定方法について圧センサーのみならず緊張の度合いについても評価することでよりよい客観的技術評価が行えることが考えられ、現在も評価方法について検討を行っているところである。
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今後の研究の推進方策 |
シミュレーターのプロトタイプを作成し、これを用いてデータ収集を行い、実用性について検証を行い完成を目指していく。また学会などに参加して最新の知見を得、開発の参考としていく。
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