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血小板凝集能による出血リスク予測の検討ー適切な抗血小板薬投与期間の設定を目指して

研究課題

研究課題/領域番号 22K12860
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90130:医用システム関連
研究機関東京大学

研究代表者

中尾 倫子  東京大学, 保健・健康推進本部, 助教 (30597216)

研究分担者 大門 雅夫  東京大学, 医学部附属病院, 病院診療医(出向) (80343094)
中西 弘毅  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80835140)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード出血合併症 / 抗血小板療法 / 虚血性心疾患 / 抗血小板薬 / 出血 / 血小板機能 / 血小板凝集能 / 出血リスク
研究開始時の研究の概要

抗血小板薬二剤併用療法は、冠動脈形成術後患者の標準治療となっている一方、特に日本人で、長期間継続が出血合併症頻度の増大と関連することが分かっている。我が国のガイドラインでは、出血リスクを多く持つ(高出血リスク: HBR)患者にはDAPTの短期間投与が推奨されているが、実際に出血合併症を減少できるのか検討されていない。本研究ではHBRの有無によるDAPT投与期間の設定は、出血合併症を減少しうるのか、またDAPT投与後の血小板凝集能抑制率は、出血合併症を予測できるのか検討を行うことを目的とする。

研究実績の概要

虚血性心疾患では、アスピリンによるトロンボキサンA2(TxA2)産生阻害を介した抗血小板治療が推奨されている。経皮的冠動脈形成術後は、ステント血栓症の予防のため、血小板P2Y12受容体阻害薬を併用するという、抗血小板薬二剤併用療法(DAPT)が標準治療となっている。近年、長期間のDAPT継続は心筋梗塞再発やステント血栓症を減らす一方、出血合併症と死亡率が増大することが報告された。
さらに、重度の出血合併症が冠動脈形成術1年以内に発症する頻度は、欧米と比較して日本で2倍以上高いことが報告された。このような背景から、特に我が国では、重度の出血合併症が起こるリスクの高い患者を、冠動脈形成術施行時に予測し、DAPT投与期間を設定する必要性がある。そこで、我が国の日本循環器学会ガイドラインでは、血栓リスク因子よりもより出血リスクに重きをおいて、DAPT継続期間を決定している。具体的には、出血リスク因子を複数持った患者を高出血リスク(HBR)とし、HBRあり患者ではDAPT継続期間を短期間とした。ただし、このリスクスコアに基づいたDAPT期間の設定で、臨床成績が改善するかについてはわかっていない。
申請者は当院で経皮的冠動脈形成術を行った患者を対象とし、冠動脈形成術施行時のHBRの有無が、術後1年以内の出血合併症を予測しうるか、血小板凝集能の変化を測定した結果を含めて解析している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

申請者の所属が変更となり、当初の想定より解析が遅れたため。

今後の研究の推進方策

研究時間の確保に努め、引き続き解析を行う。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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