研究課題/領域番号 |
22K12898
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90140:医療技術評価学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
中谷 幸 関西医科大学, 医学部, 講師 (10533424)
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研究分担者 |
狩谷 秀治 関西医科大学, 医学部, 准教授 (40368220)
小野 泰之 関西医科大学, 医学部, 助教 (60786698)
丸山 拓士 関西医科大学, 医学部, 研究医員 (20786678)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | インターベンショナルラジオロジー / CT透視ガイド下穿刺 |
研究開始時の研究の概要 |
CT透視ガイド下穿刺手技はリアルタイムのCT画像を用いた穿刺手段であり、様々な部位の病変に対して精度の高い穿刺を行うことが可能である。しかし病変部を正確に穿刺するには施行医の熟練を要する。手技の需要増加に対して施行可能な術者が少なく、現状を改善するための穿刺支援補助デバイスの開発や施行医の育成システムは未確立である。そこで手技の難易度を下げ、施行医の育成を進めるために姿勢制御技術を手技の補助手段として応用することを考えた。本研究の目的は姿勢制御技術を用いたデバイスを開発し、CT透視下ガイド穿刺の簡易化、精度の向上、手技時間の短縮に対する有効性の評価と、施行医の育成システムを構築することである。
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研究実績の概要 |
CT透視ガイド下穿刺ではリアルタイムに体内の情報を高い解像度で得るため、精度の高い穿刺が可能である。この手技は、生検、ドレナージ、凝固術など低侵襲治療や検査の手段として有用であるが、病変部を正確に穿刺するには、施行医の熟練を要する。手技の需要は増加しているが施行可能な術者は少なく、穿刺支援補助デバイスの開発や施行医の育成システムは未確立である。そこで、手技の難易度を下げ、施行医の育成を進めるために姿勢制御技術を手技の補助手段として応用することを考えた。この研究の目的は姿勢制御技術を用いたデバイスを開発し、CT透視下ガイド穿刺の簡易化、精度の向上、手技時間の短縮に対する有効性の評価と、施行医の育成システムを構築することである。 今年度は穿刺補助デバイスを作製するための情報収集を行った。日本医学放射線学会、日本IVR学会に参加し、穿刺ナビゲーションシステムやロボットアームの研究の進捗についての発表を聴講し、デバイス作製の参考となるような情報を収集した。また、穿刺補助デバイスの作製に必要な材料を選定するためにカメラの手振れ補正機器についても複数メーカーの性能について情報収集を行った。しかし、穿刺針の把持の強度の担保や穿刺角度の設定を行う機構の考案など構想通りに動作するような穿刺補助デバイスの作製に必要な情報、材料を十分に揃えることができておらず、2022年度中に実際のデバイス完成までに至らなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
今年度は穿刺補助デバイスを作製するための情報収集を行った。日本医学放射線学会、日本IVR学会に参加し、穿刺ナビゲーションシステムやロボットアームの研究の進捗についての発表を聴講し、デバイス作製の参考となるような情報を収集した。また、穿刺補助デバイスの作製に必要な材料を選定するためにカメラの手振れ補正機器についても複数メーカーの性能について情報収集を行った。しかし、穿刺針の把持の強度の担保や穿刺角度の設定を行う機構の考案など構想通りに動作するような穿刺補助デバイスの作製に必要な情報、材料を十分に揃えることができておらず、2022年度中に実際のデバイス完成までに至らなかった。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き穿刺補助デバイスの作製を進める。穿刺シミュレーションで動作確認を行い姿勢維持機能の補正可能な術者の動作範囲を明らかにする。シミュレーションの結果をフィードバックして改良を行い、生検手技に使用できるデバイスを完成させる。寒天など穿刺、成形し易い素材で作成した穿刺用ファントムを用い、CT透視下でデバイスを使用して穿刺シミュレーションを行う。評価項目は・穿刺維持機能起動までの遅延時間、・術者の手振れ補正可能範囲、・針に過剰な負荷が掛からないか、・針の把持力、・操作感(握りやすさ、スイッチの入れやすさなど)
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