研究課題/領域番号 |
22K12907
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
西ノ平 志子 三重大学, 工学研究科, リサーチフェロー (40782660)
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研究分担者 |
松井 博和 三重大学, 工学研究科, 助教 (10303752)
大島 千佳 佐賀大学, 理工学部, 客員研究員 (10395147)
中山 功一 佐賀大学, 理工学部, 准教授 (50418498)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 支援装置 / 障害者 / 身体機能 / ギター演奏 / 上肢 / 楽器演奏練習 / 重度身体障害者 / 楽器演奏支援 / リハビリテーション / OpenPose |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,脳神経系の疾患による重度身体障害者が,これまで開発してきた楽器演奏支援装置を使って、アコースティック楽器練習をすることで,演奏が上達するのみならず,上肢のリハビリテーションの効果があることを示す.リハビリテーションの効果は,作業療法で訓練や評価に使われる「リーチ動作」に着目し,手先の軌道や速度,手先を動かすときの肘や肩の寄与率により示す.本申請研究により,施設でのリハビリテーションに,支援機能付き楽器の練習が取り入れられるようになることが期待され,対象となる障害者の身体機能が楽しみながら向上するとともに,社会的活動も含めた生活の質(Quality of Life)の改善が期待できる.
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研究実績の概要 |
2023年リハ工学カンファレンスの福祉機器コンテストにエントリーをし,1次予選通過した.東京大学先端科学技術研究センターで開催されたリハ工学カンファレンス2023で,福祉機器コンテストの2次予選に参加した.ポスター展示と実機展示をし,研究の被験者になっている障害者の2人も展示の実演に参加した.実証実験協力機関が2か所から4か所に増えた.脳性麻痺疾患4名,脳梗塞による片麻痺1名,頚髄損傷1名,の被験者がギター演奏支援装置F-Readyの長期使用実験に参加している.支援装置にエンコーダを取付け,押圧装置の位置データを記録するファイル番号を表示するためのモニターを取り付ける改良をした.これにより,動画記録とエンコーダデータを紐づけできるようになり,データ解析をしやすくなった. 脳性麻痺の障害者を対象とした押圧カバー形状について,麻痺の状態を考慮した押圧カバーの候補を作成し,3名の被験者を対象とした実験をし検討した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
支援装置にエンコーダを取付け,押圧装置の位置データを記録するファイル番号を表示するためのモニターを取り付ける改良をした.これにより,動画記録とエンコーダデータを紐づけできるようになり,データ解析をしやすくなったため.
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今後の研究の推進方策 |
被験者のアンケート結果や聞き取りから,上肢のリハビリ効果によると思われる日常生活動作の改善が示唆されている.長期演奏練習実験が3年目になり,これまでの動画記録や演奏データを解析し,リハビリ効果との関連を明らかにする.
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