研究課題/領域番号 |
22K13038
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
閻 紹ショウ 九州大学, 人文科学研究院, 専門研究員 (10889984)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 枕草子 / 平安物語 / 和歌 / 前田家本 / 狭衣物語 / 本文研究 / 受容 |
研究開始時の研究の概要 |
平安中期の重要作品として知られる『枕草子』は、平安後期文学作品へ与えた影響が『源氏物語』とは比較ならないほど少ないと認識されている。本研究計画は平安後期の文学作品を仲介として、類纂本系統の本文調査に重点を置き、前田家本が『枕草子』諸本においてどのように位置づけられるのかを考証したものである。また、平安後期の『枕草子』の本文を整理し、『枕草子』が平安後期の諸作品に与えた影響を確認することによって、『枕草子』の本文復元と文学史的な位置付けと再評価を行うことが期待できる。
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研究成果の概要 |
『枕草子』は平安中期に成立し、現存する諸伝本は早くても鎌倉中期ぐらいのものであるが、本研究計画は『枕草子』が平安後期の諸作品に与えた影響を確認することによって、平安期における『枕草子』伝来の事情をより明確した。 また、従来あまり重要視されなかった前田家本『枕草子』を視野に入れ、平安後期の『枕草子』の本文の様相を検討することによって『枕草子』の原本の様相を垣間見ることができた。 さらに、平安後期の諸作品が『枕草子』の情趣的な面を継承しながらも斬新な表現世界を創出したことが明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究計画は平安後期の文学作品を仲介として、類纂本系統の前田家本の本文調査に重点を置き、前田家本が『枕草子』諸本においてどのように位置づけられるのかを考証したものである。また、平安後期の『枕草子』の本文を整理し、『枕草子』が平安後期の諸作品に与えた影響を確認することによって、『枕草子』の文学史的な位置付けと再評価を行うことが期待できる。
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