研究課題/領域番号 |
22K13040
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
梅田 径 青山学院大学, 文学部, 研究員 (10934193)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 小山田与清 / 松屋外集 / 松屋棟梁集 / 近世和学 / 西野宣明 / 松宇日記 / 近世文学 / 和学 / 書誌学 / 蔵書家 / 松の落ち葉 / 前近代の索引 / 群書捜索目録 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、江戸時代後期に活躍した小山田与清という和学者の、未だ知られざる著作群を研究紹介するものである。『松屋外集』をはじめとする当時のレファランス資料の翻刻紹介に加えて、『群書捜索目録』という前近代最大の索引叢書についても考察を加え、江戸派国学の人脈・知的交流の実相を明らかにする。
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研究実績の概要 |
今年度の研究は不振に終わった感がある。国立国会図書館蔵『松屋叢書』の研究および、早稲田大学所蔵本の研究などを進めたが、あまりに大部なため研究業績として開花することはなかった。なかでも早稲田大学所蔵小山田与清草稿本の研究は難航している。複雑怪奇な本文に加えて、書入れが多く、草稿本から精撰本への課程を追える『松屋棟梁集』の様相が複雑であるからである。しかし、それでも作業を進めて一回の研究発表として結実した。また、二度の静嘉堂文庫への訪書によって小山田与清から間宮永好へ図書が移転していたことが判明した。これらについては次年度以降に着実な研究を進めていきたいと考えている。平行して行っていた『松屋外集』の翻刻作業は大きく進み、昨年度の巻一に引き続き今年度は巻二を刊行することができた。また西野宣明『松寓日記』の影印復刻を刊行し、その編集および解題を執筆したほか国際学会に一回、国内学会一回、公開ワークショップを一回の研究発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
発表後、論文化を急いだものがあるが、いずれも査読に通ることはなかった。大部の資料でもあり、複写だけでも時間がかかってしまう、本文の読解が容易ではないといった事情もあり、昨年度に比べて研究の進展は遅くなってしまった。しかしながら、来年度以降には進展が期待できる状況もある。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究においても従来と変更はない。あくまでも問題は研究対象の分量が多いことにあり、個人研究としての限界もあるものの、着実な進展をみせている。今後は『松屋外集』の翻刻速度を上げることや、宣長、真淵、契沖といった与清にも大きな影響をあたえた人々との関係にも目を向けていきたいと考えている。
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