研究課題/領域番号 |
22K13052
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
福留 瑞美 関西大学, 東西学術研究所, 非常勤研究員 (70759993)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 池田綱政の詠歌 / 岡山藩池田家歴代藩主の文化活動 / 松平定信の詠草 / 岡山藩池田家2代藩主 / 飛鳥井雅章による和歌添削 / 中院通茂による和歌添削 / 近世和歌 / 池田綱政 / 添削指導 |
研究開始時の研究の概要 |
林原美術館が所蔵する備前岡山藩2代藩主池田綱政の詠歌関連資料(池田綱政の家集・添削詠草・紀行文・書簡など)、および関連資料を調査研究することによって、池田綱政の和歌創作活動の全容、池田家親族・他藩(近世大名)・公家との和歌交流のありよう、公家による和歌添削指導について明らかにしていく。
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研究実績の概要 |
本研究は、林原美術館が所蔵している備前岡山藩2代藩主池田綱政の詠歌関連資料(池田綱政の家集・添削詠草・紀行文・書簡など40点ほどの新出資料)を体系付けて資料整理することにより、池田綱政の詠作活動の全容、藩内外における和歌交流圏、歌道家の和歌指導方法など、近世大名の文化面における業績や公家による和歌指導システムを明らかにすることが目的である。 本年度(令和5年度)は、備前岡山藩2代藩主池田綱政の詠歌関連資料を体系付けて資料整理するために、岡山藩池田家歴代藩主の文化活動の傾向(書写・収集・作成物のジャンルや員数など)を数値的に明らかにすること、および岡山藩池田家における2代池田綱政の詠歌の影響を受けた作品を明らかにすることを目的として、林原美術館へ6回出張を行って2代池田家歴代藩主や夫人に関連する書跡資料を中心に調査し、2代池田綱政の詠歌を書写した巻子本や、家集の書写本など、必要に応じて写真撮影して、資料データの収集を行った。 そして、資料整理およびデータ管理として、資料名のないものは命名し、データベースに書誌情報などを入力して、データベースの拡充を図った。 また、当調査研究において、新たに松平定信の詠草を発見したため、拙稿「林原美術館の松平定信詠草について:松平定信と池田治政との交流」(『國文学』108号,49-59頁,2024年3月1日)として、岡山藩5代藩主の池田治政と松平定信が文化交流を行っていたことを明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
林原美術館所蔵の岡山藩池田家書跡資料の中に、2代池田綱政の家集や詠歌を後代の藩主や夫人が書写した作品が数点存在しており、影響があることを明らかにした。
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今後の研究の推進方策 |
今後も林原美術館所蔵の岡山藩池田家書跡資料おける岡山藩池田家歴代の文化的特徴を整理してデータベースを拡充して数値化することと、公家や他藩との文化交流を明らかにすることを目指す。
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