研究課題/領域番号 |
22K13057
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 一関工業高等専門学校 |
研究代表者 |
渡邉 美希 一関工業高等専門学校, その他部局等, 助教 (50910212)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 『枕草子』 / 近世注釈 / 『源氏物語』 / 島川鎌満 / 黒川盛隆 / 『源氏厚氷』 / 注釈 / 盛岡藩 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、近世後期盛岡藩の藩士で、国学者でもあった島川鎌満の古典注釈活動を明らかにするものである。具体的には、岩手県立図書館及びもりおか歴史文化館を中心とした島川鎌満とその周辺の国学者達の資料調査を行い、鎌満の年譜を作成し、鎌満の国学者としての活動を明らかにする。その上で、鎌満の著作『枕草紙豆気廼木枕追継考』を近世後期『枕草子』注釈史上に位置づけることをはじめ、鎌満の注釈の特質を明らかにする。鎌満を一例として盛岡における国学の有り様を示し、近世後期の国学の展開の一端を明らかにしていく。
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研究実績の概要 |
本研究は、近世後期盛岡藩の藩士で、国学者でもあった島川鎌満の古典注釈活動を明らかにするものである。具体的には、岩手県立図書館及びもりおか歴史文化館を中心とした島川鎌満とその周辺の国学者達の資料調査を行い、鎌満の年譜を作成し、鎌満の国学者としての活動を明らかにする。その上で、鎌満の著作『枕草紙豆気廼木枕追継考』を近世後期『枕草子』注釈史上に位置づけることをはじめ、鎌満の注釈の特質を明らかにする。鎌満を一例として盛岡における国学の有り様を示し、近世後期の国学の展開の一端を明らかにしていく。 2022年度は、2021年度に行った予備調査をもとに、島川鎌満による転写本である、黒川盛隆『源氏厚氷』(架蔵本)についての資料整理を行った。黒川盛隆『源氏厚氷』はこれまでその存在が明らかにされておらず、内容なども未公開であったが、調査の結果、齋藤彦麿『源氏爪印』と深い関わりがあることが明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルスの流行による移動制限。 妊娠出産による研究の中断。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、岩手県立図書館および、もりおか歴史文化館で改めて調査を行い、島川鎌満の年譜が作成できるよう、資料調査、整理を行う。 その上で、2024年は『源氏厚氷』の翻刻を公開するとともに、鎌満による『枕草子』注釈の諸本比較をはじめとする基礎調査を行う。 2025年度以降は、鎌満の年譜の作成および交友関係を整理する。 2026年度には、鎌満の『枕草子』注釈を近世後期『枕草子』注釈史に位置づけるとともに、国学者としての位置づけを明らかにし、その成果を各学会で発表、論文化する。
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