研究課題/領域番号 |
22K13084
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 関西外国語大学 |
研究代表者 |
宮原 駿 関西外国語大学, 外国語学部, 助教 (80907593)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ダフネ・デュ=モーリア / 香り / ジェイムズ・ジョイス / ユリシーズ / 嗅覚表象 / 大戦間期 / イギリス |
研究開始時の研究の概要 |
大戦間期(1919-1939年)に英国において出版された文学作品における匂いに関する表現の意義を探る研究である。扱う予定の作家は、ジェイムズ・ジョイス、デュ・モーリア、ヴァージニア・ウルフ、ジョージ・オーウェル、E・M・フォースター、L・G・ギボン、デイヴィッド・ジョーンズなどである。各作家の作品における嗅覚表象を吟味することを通じて、この時代に特有の嗅覚認識を明らかにしたい。
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研究実績の概要 |
2023年度はダフネ・デュ=モーリアの研究のまとめ、また、ルイス・グラシック・ギボンの研究を開始した。 デュ=モーリアの小説 "The Loving Spirit" に関して研究を進めた。前年度の研究をまとめ、10月には阪大英文学会第56回大会(Zoomを利用したオンライン実施)において、「Daphne du MaurierのThe Loving Spiritにおける魂の絆に漂う香り」と題して口頭発表を行なった。 また、ギボンに関しては先行研究を概観し、3月にはスコットランド国立図書館、エディンバラ大学図書館、アバディーン図書館を訪れ、ギボンに関連する貴重資料を閲覧した。 次年度(2024年度)は、前述のデュ=モーリアの小説に関する研究を論文化し、ギボンの小説に関する研究の学会での口頭発表を目指す。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年度、2023年度に予定していたジョイス及びデュ=モーリアに関する研究を概ね完了し、デュ=モーリアは論文として掲載することを残すのみである。また、2024年度の研究対象ギボンに関してもすでに調査を開始している。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度にはギボンの小説'A Scots Quair'についての研究を進め、今年度中の学会発表を目指す。
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