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GISによる『瀬戸内海言語図巻』のデータベース構築ー言語伝播・定着過程に着目して

研究課題

研究課題/領域番号 22K13134
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分02070:日本語学関連
研究機関四国大学

研究代表者

峪口 有香子  四国大学, 地域教育・連携センター, 講師 (10803629)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2030-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード方言分布 / 経年変化 / 追跡調査 / 空間分析 / GIS / データベース
研究開始時の研究の概要

本研究は、瀬戸内海地域の方言差と世代差に注目し、実時間上の変化の実態を解明すると同時に進行中の変化の様相を捉え、方言の動態と動向を捉えることにある。『瀬戸内海言語図巻』(以下、LAS)を対象とした、GIS(地理情報システム)によるデータベース構築を目指し、上巻・下巻ともに、総計241項目のデジタル言語地図を完成させる。言語地図をデジタル化することにより、GIS上での言語地図間の比較が容易になる。追跡調査との比較を通じて方言分布の動態を捉えるとともに経年変化を明らかにし、地域言語における言語伝播・定着過程に着目することで、新たな理論の検証と構築を目指す。

研究実績の概要

【研究の目的】
本研究は、瀬戸内海地域の方言差と世代差に注目し、実時間上の変化の実態を解明すると同時に進行中の変化の様相を捉え、方言の動態と動向を捉えることにある。『瀬戸内海言語図巻』(以下、LAS)を対象とした、GIS(地理情報システム)によるデータベース構築を目指し、上巻・下巻ともに、総計241項目のデジタル言語地図を完成させる。言語地図をデジタル化することにより、GIS上での言語地図間の比較が容易になる。追跡調査との比較を通じて方言分布の動態を捉えるとともに経年変化を明らかにし、地域言語における言語伝播・定着過程に着目することで、新たな理論の検証と構築を目指す。
【2023年の主な研究成果】
2023年の実施内容は、大きく分けて2つである。(1)『瀬戸内海言語図巻』と追跡調査のGISによるデータベース構築として、『瀬戸内海言語図巻』上巻(音声項目18、文法項目102)は、電算化が済み、引き続き『瀬戸内海言語図巻』下巻(語彙項目121)の電算化を進め、GISファイル化を行った。また、追跡調査として、2011年から4年間、瀬戸内海域の市町村教育委員会、公民館、漁業協同組合等の協力を得、通信調査法によって送付した調査票を瀬戸内海各地の1930地点の高齢者の方々から既に返送して頂いた。すべてのデータはGIS用に整備済みである。現在は、データの少ない地域での調査を進めている段階である。
(2)言語変化の時空間分析をGISに基づいて行う。コロナ禍ということもあり、若年層を対象とした、言語通信調査を目指すために、準備を行った。Webアンケート法による調査のほか、状況により限界集落が存する島嶼部には現地へ赴き、対面による面接調査を行う予定としている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

追跡調査として収集したデータの少ない地域には、現地に赴き面接調査を行いたいが、コロナ禍の影響でフィールドワークにいけなかったことと、研究代表者が研究中断しているため、遅れている。

今後の研究の推進方策

フィールドワークにいけるようになれば、面接調査を行い、引き続き、言語地図のデータベース化を進めていく。分析にあたっては、分布データを正確に扱うことのできるGISを活用し、利用のための情報交換を活性化させていく。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [雑誌論文] 「5章:『日本言語地図』と方言地理学」2023

    • 著者名/発表者名
      岸江信介・峪口有香子
    • 雑誌名

      『方言地理学の視界』勉誠社

      巻: ー ページ: 55-70

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 「小松島市の方言」2023

    • 著者名/発表者名
      仙波光明・岸江信介・峪口有香子
    • 雑誌名

      阿波学会総合学術調査 阿波学会紀要

      巻: 64 ページ: 91-98

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 「日本全国調査による地方自治体の方言活用の現状について」2023

    • 著者名/発表者名
      岸江信介・峪口有香子
    • 学会等名
      The 20th Annual Conference of the International Association of Urban Language Studies
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 「「今川焼き」の地域差について」2022

    • 著者名/発表者名
      岸江信介・峪口有香子
    • 学会等名
      The 19th Annual Conference of the International Association of Urban Language Studies
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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