研究課題/領域番号 |
22K13394
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
|
研究機関 | 共立女子大学 |
研究代表者 |
岡部 正義 共立女子大学, 国際学部, 准教授 (20761737)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 中等教育 / 就学前教育 / 基礎教育 / 教育改革 / フィリピン / 労働市場 / 地域格差 / 男女格差 / K-12プログラム / 教育制度改革 / 内部効率性指標 / 男女間格差 / 政策効果 / 学校から労働市場への接続 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,フィリピンのK12プログラムに着目し,実施後,卒業生の第一コーホートが誕生してから,このような教育年数の外生的増加や教育改革が,高大接続という内部効率性と労働市場との接続という外部効率性の側面からどの程度効率性が高められたかを実証的に評価することである。特に,高大接続や労働市場接続の効率性に関する経済学的な実証分析を志向し,同プログラムを外生的な教育制度変更として分析枠組み内に取り入れる。さらに,得られた量的分析の結果を補完する解釈をオリジナルの調査地によるインタビュー調査も併用しながら補強していくことを目指している。
|
研究実績の概要 |
コロナ禍による海外調査の制約を受け、当初計画を大幅に修正してきている。2年度目にあたる2023年度は、研究テーマであるフィリピンの教育制度改革に関する理解を深めるため、同制度下の就学指標の推移などに関する分析を進め、それらの指標の相関分析などを進めてきている。これらの理解のもとに中等教育の改革のアウトカムの理解がはかどるものと思料している。これらの成果のうち、その一部は『共立国際研究』に雑誌論文として既に公開した。また、男女間格差や地域間格差などが就学指標において大きいこともフィリピンの特徴であることが分かり、これらの背景に関する考察も引き続き不可欠であるこどが判明してきている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍による海外調査の制約を受け、当初計画を大幅に修正し、実行可能な範囲内に研究作業を軌道修正させる必要が恒常的に生じているため。
|
今後の研究の推進方策 |
上記「研究実績の概要」に記した分析に関して、さらに精緻な分析を進め、査読付き雑誌論文の公開に向けた投稿・改訂にあたっていく。
|