研究課題/領域番号 |
22K13419
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07050:公共経済および労働経済関連
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研究機関 | 関西学院大学 (2023) 兵庫県立大学 (2022) |
研究代表者 |
黒川 博文 関西学院大学, 経済学部, 准教授 (90811430)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 競争選好 / ラボ実験 / 競争 |
研究開始時の研究の概要 |
男性と比べて女性は競争を好まないため、管理職のようなリーダシップを発揮する地位に女性が就きたがらないと言われている。競争参加への男女差を解消できる仕組み作りは学術的にも関心が高く、政策的にも重要である。本研究ではナッジを活用して競争参加の男女差を解消できるかどうかを検証する。
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研究実績の概要 |
本研究では、男女間の競争選好を差を縮めるためにはどのような仕組みが効果的かを経済実験によって検証する。女性の高学歴化が進んだにもかかわらず、依然として男女間の賃金格差などジェンダーギャップが縮まらないままである。このようなギャップが生まれる要因として、管理職のようなリーダーシップを発揮するような地位に女性は就きたがらないというように、女性は男性と比べて競争を好まないということが言われている。競争参加への男女差を解消できる仕組み作りは学術的にも関心が高く、政策的にも重要である。本研究では行動経済学の知見を活用して競争参加の男女差を解消できるかどうかを検証する。 本年度は昨年度より実施していたアイデンティティを活用することで、男女間の競争選好の差を縮める実験の追加実験を行った。男女2名1組のペアとなって、競争選好を測る実験を実施する際に、ペアの相手の集団意識を提示することで、競争選好に違いが出てくるかどうかを検証した。男女ともに内集団よりも外集団とペアとなった方が競争への参加度合いは高いことが分かった。集団意識を伏せた条件と比較することによって、男性は内集団の女性との競争を避け、女性は集団意識があることでより競争への参加が促されていることが分かった。当該研究については、分析結果をまとめ、論文の執筆を行い、学会発表の申し込みを済ませた。 申請者の移籍に伴い、当初計画していた経済実験の再考に十分な時間が取れなかったため、実験の実施には至らなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
移籍に伴い、当初計画していた経済実験の再考に十分な時間が取れなかったため、実験の実施には至らなかった。
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今後の研究の推進方策 |
アイデンティティを活用した実験については学会報告を進めるとともに論文の改訂を行い、ワーキングペーパーでの公表を目指し、学術雑誌へ投稿する。 また、当初計画の実験の研究計画を練り、確定する。確定次第、実験デザインの事前登録を行い、経済実験を実施する。その後、事前登録に基づいた分析を行い、結果を論文にまとめる。学会報告等を行いながら、ワーキングペーパーでの公表を目指し、学術雑誌へ投稿する。
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