研究課題/領域番号 |
22K13466
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
林 永周 立命館大学, 経営学部, 准教授 (10774416)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | アントレプレナーシップ / 起業家 / 起業家教育 / 計量書誌学分析 / アントレプレナーシップ教育 |
研究開始時の研究の概要 |
アントレプレナー(起業家)を育成するための教育であるアントレプレナーシップ教育プログラムが世界各国で急速に広まっている。近年、経営学分野以外の心理学、教育学などの分野からも多くの論文が出版され、その数は50000件を超えている。しかし、アントレプレナーシップに関する研究については学術的に解明されている領域は少ない。このような背景から、本研究では、様々な分野で議論されたアントレプレナーシップの理論を取りまとめ、その本質を明らかにするとともに、今後の発展可能性を探索し、日本の起業率向上のためのアントレプレナーシップ研究の新たな方向性を提示したい。
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研究実績の概要 |
今年度は、作成したデータベースを用いてアントレプレナーシップの研究の動向とアントレプレナーシップとソーシャルアントレプレナーシップの発展経緯を明らかにするために分析を行なった。アントレプレナーシップの研究の発展とソーシャルアントレプレナーシップの研究の発展は類似しているものの、その国の発展段階において異なる目的や意味合いを持つことが明らかとなり、発展段階における慎重な議論が必要であることを示唆した。これらの結果を査読論文として公開することができた。また、複数の学会報告も行なっている。
これらの結果を踏まえ、アントレプレナーシップを促進するための要因をより詳細に分析するために定性的な分析にも取り掛かっており、客観的な測定指標の開発のためにバイタル情報を用いて分析するなどの展開を試みている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
データベースを作成し、アントレプレナーシップの研究の動向とアントレプレナーシップとソーシャルアントレプレナーシップの発展経緯を明らかにするための分析ができていることからおおむね順調に進展していると考えられる。一方で、英語の文献のみに対象としていることから、一定限界が存在していることも認識できた。
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今後の研究の推進方策 |
定量的な分析を一定できたので、今後はヒアリングなどにより、より定性的な分析を行い、当初の計画であった日本におけるアントレプレナーシップ研究発展に貢献できるよう研究を進めたい。
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