研究課題/領域番号 |
22K13473
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
Shin Hayoung 京都産業大学, 経営学部, 助教 (60906915)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 向社会的モチベーション / 仕事における向社会性 / 労働意欲 / 先行要因 / 向社会性 / 自律的・統制的側面 / モチベーション / 組織行動論 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、仕事や職場における向社会的モチベーションの先行要因を明らかにすることである。向社会的モチベーションとは、他者に恩恵を与えようとする意欲を指し、成員と組織の双方に概ね好影響を与えることが示され、これを高めることの重要性が強調されてきた。ところが、仕事における向社会的モチベーションの促進させ持続させる要因に関する研究蓄積は少ない。 本研究では、組織の中において成員を向社会的モチベーションに動機づけられるよう促し、動機づけられた状態を持続させる要因について検討することで、職場の管理者や経営者への示唆を得ることを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究の主たる目的は、仕事や職場における向社会的モチベーションの先行要因を明らかにすることである。成員を向社会的モチベーションに動機づけられるよう促し、動機づけ状態の持続要因について探索的に検討することで、管理者や経営者への示唆を得ることを目指した。 令和5年度の成果は、下記のとおりである。まず、①前年度までに行った文献レビューならびに予備データの分析結果を論文化し、文献調査から得た着想をもとに②実証調査を実施した。 具体的な研究実績として、向社会的モチベーションの概念整理ならびに先行要因について、紀要論文を1編執筆した。加えて、予備データの分析結果に関するディスカッションペーパーを1編執筆した。 なお、先行研究のレビューによれば、企業の目的や理念が向社会的である場合、その意思に賛同する従業員が集まりやすく、さらに組織に対する誇りや帰属意識が高まることが示されている。加えて、仕事の意義や重要性を知覚するほど、自身の向社会的影響力の知覚につながり、従業員の向社会的モチベーションと関連することが指摘されている。これらはいずれも、従業員の労働意欲を促進する可能性が示唆されている変数である。以上をふまえ、経営理念の性質や浸透度、職務特性が従業員の向社会的モチベーションに影響を及ぼす可能性について、定量調査を行い、従業員データを収集した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和5年度に予定していた予備データの分析、文献レビューの論文化はほぼ予定通り実施した。当初予定していた通り、定量調査のためのデータ収集も完了している。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度には新たに収集したデータを分析するとともに、結果の解釈や論文化を行っていく予定である。
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