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管理会計システムの導入・連携が医療従事者に及ぼす影響と有効性に関する実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K13521
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分07100:会計学関連
研究機関熊本学園大学

研究代表者

水野 真実  熊本学園大学, 商学部, 准教授 (30879929)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード管理会計 / 病院原価計算 / バランスト・スコアカード / 原価計算
研究開始時の研究の概要

本研究では、管理会計の個別技法を研究するだけではなく、原価計算とバランスト・スコアカードの連携や、管理会計システムの導入による医療従事者らへの影響を明らかにする。特定のリサーチサイトを対象として、原価計算の開発からバランスト・スコアカードの導入という一連の過程と、医療従事者への影響を含めた相互作用の事例検証をおこなう。医療機関における管理会計システムの連携や、医療従事者らへの影響を検証することで、医療分野における管理会計の展開に貢献したいと考える。

研究実績の概要

本研究では、管理会計の個別技法を研究するだけではなく、原価計算とバランスト・スコアカードの連携や、管理会計システムの導入による医療従事者らへの影響を明らかにするため、特定のリサーチサイトを対象に、原価計算の開発からバランスト・スコアカードの導入という一連の過程と、医療従事者への影響を含めた相互作用の事例検証を進めている。
令和5年度は、これまでの課題であった分析データに関して、リサーチサイトから新たにデータを入手することができたため、さらなる分析が可能となった。これにより、データ数が増加したため、さらに詳細な分析ができると考えられる。データ整理とともに、分析を進め、同時に、病院原価計算とバランスト・スコアカードの先行研究の調査を進めており、関連性を調査した。
今後の予定として、入手したデータを活用し、時間主導型活動基準原価計算を適用して、人工膝関節置換術を対象とした手術室人件費の算定を進め、さらに対象疾患を広げて原価計算モデルの有効性を検証する。具体的には、データ分析と結果に対して、リサーチサイトへインタビュー調査をおこなう。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

リサーチサイトからのデータを入手することができたため、おおむね計画に沿って研究が進んでいるが、産前産後休暇を取得したため、研究を中断した期間がある。そのため、「産前産後の休暇、育児休業の取得又は海外における研究滞在等に伴う補助事業期間延長承認申請書」を提出し承認を得た。

今後の研究の推進方策

病院原価計算に関しては、リサーチサイトより入手したデータを整理し分析を進める。分析方法はSPSSを用いて、患者別収益性や医師別収益性など、病院原価計算が与える医療従事者への影響を含めた相互作用を調査する。
バランスト・スコアカードに関しては、定期的にリサーチサイトから資料を入手しつつ、医療従事者へのインタビュー調査などを進め、管理会計が及ぼす影響を調査する。これらの分析結果は学会報告や論文として公表していく予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 病院TDABCモデルの改良効果 ―医師別分析を中心に―2023

    • 著者名/発表者名
      水野真実
    • 雑誌名

      會計

      巻: 第203巻 ページ: 76-89

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 患者別収益性分析のための病院 TDABC の改良 ―DPC モデルから手術システムモデルへ―2022

    • 著者名/発表者名
      水野真実
    • 雑誌名

      会計理論学会年報

      巻: 第36号 ページ: 51-60

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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