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累積的有利・不利形成過程に関する計量社会学的研究:個人と地域からのアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 22K13539
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分08010:社会学関連
研究機関北海道大学 (2023)
国際日本文化研究センター (2022)

研究代表者

平松 誠  北海道大学, 文学研究院, 講師 (50924461)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード地域間格差 / 累積的不利益 / 累積的有利 / 累積的不利 / 個人間格差 / 社会的不平等
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、現代日本社会における累積的有利・不利の形成過程について計量社会学的に明らかにすることである。具体的には、出身階層と出身地域が成年期以降の格差・不平等(学歴、職業、健康などの格差)形成に果たしている役割を明らかにする。個人と地域の両方の観点から幼少期からの格差・不平等が成年期以降においても引き継がれていく過程を明らかにしていく。研究においては東大社研パネル調査などの量的データを用いることを予定している。

研究実績の概要

今年度は主にデータ分析と研究会での報告を行った。

第1に、居住地域による階層意識形成メカニズムに関する研究を進めた。具体的には、東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センターの二次分析研究会「地理情報を活用した社会調査データの二次分析」の研究代表となり、その研究会で複数回研究報告を実施した。主にSSP2015調査、SSJDA-Panelのデータ分析を進めた。また、R.K.マートンの「相対的剥奪」、L.フェスティンガーの「社会的比較理論」などの心理内メカニズムについても文献を通して検討することができた。したがって、現在は理論と分析結果を接合した論文執筆を行っている段階である。

第2に、出身地域による教育格差の形成メカニズムに関する研究を進めた。具体的には、東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センターの二次分析研究会「社会調査データの合併による二次分析研究の刷新」に参加し、その研究会で複数の社会調査データ(SSM調査、SSP調査、JGSS調査、東大社研パネル調査など)の統合作業を行った。これまでのように一つのデータのみを使って研究を進めるのではなく、類似したデータを複数統合することで、これまで以上に頑健な結果を示すことができるようになり、また長期間にわたる趨勢を示すことができる。今年度は基礎分析に留まったが、次年度以降は出身地域による教育格差の長期的趨勢とそのメカニズムについてより検討を進めたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

所属先が国際日本文化研究センターから北海道大学へと変わったため、仕事内容の変化への適応及び研究環境の整備に時間がかかり、今年度は十分に研究時間を確保することができなかった。

今後の研究の推進方策

今年度は、データ収集とデータ分析を進めることができたので、次年度は学会発表と論文投稿に取り組みたい。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] マルチレベル分析の実践例:SSP調査や東大社研パネル調査を用いた研究の紹介2023

    • 著者名/発表者名
      平松誠
    • 学会等名
      日本都市社会学会・例会「マルチレベル分析入門セミナー」
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 出身地域と進学行動:都道府県と近隣の両水準に着目して2023

    • 著者名/発表者名
      平松誠
    • 学会等名
      東京大学社会科学研究所二次分析研究「地域間格差に関する計量社会学的研究」成果報告会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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