研究課題/領域番号 |
22K13576
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
前原 和明 秋田大学, 教育学研究科, 教授 (00840365)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | アセスメント / 職業リハビリテーション / 職業的アセスメント / 就労支援 / 障害福祉サービス / 就労アセスメント / 就労選択支援 / 人材育成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、就労系障害福祉サービスに携わる就労支援者の知識・スキルの向上及び獲得を支援するための就労支援者用職業的アセスメント研修プログラムの開発を行う。職業的アセスメントは、障害者の就労系障害福祉サービス事業所の選択・利用開始、個別の支援計画の策定、そして、日々の就労支援の見立てなどにおいて活用される重要な基盤的支援事項である。そのため、この研修プログラムを開発し、就労支援者の知識・スキルの向上及び獲得を支援することは、就労支援者が専門的かつ個別の障害者のニーズに基づいた手厚い就労支援を実施することを可能にすると考えられる。
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研究実績の概要 |
昨年度の研修の試行実施では、研修プログラムの内容について、アセスメントの手法のみに特化するのではなく、より広範な就労支援の知識やスキルについて学ぶことも要素として必要なことが示唆され、研修内容の更なる改善が必要であると考えられた。そのため、更なる改善に向けた情報を得ることを目的に、米国の障害者の移行支援に関する実践研究を行う組織である「International Division on Career Development and Transition (DCDT) 」の国際会議に参加し、米国における人材育成に関する情報収集を行った。また、台湾の国立彰化師範大学に併設される「台中・彰化・南投地域障害者職業リハビリテーションサービスリソースセンター」を訪問し、台湾における人材育成の取組に関する意見交換を行った。 米国における移行支援での役割分担と多機関連携のシステムを参考にした知識やスキル内容についても検討が必要と考えられた。また、台湾における人材育成におけるオンデマンドの研修実施や研修システムは、今後に向けて参考になる取組であると考えられ、日本での実施に向けた検討も必要であると考えられた。これらの詳細については、論文等で発表を行った。 今後の就労支援者に対する研修プログラムの構築に向けて、研修内容、研修方式など継続的な検討が必要であると考えられた。継続的な試行実施を行い、更なる検討を行っていくこととする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2年目においては、研修の試行実施をしていくことを計画していた。しかし、1年目の研修の試行実施を踏まえて、研修内容の検討に向けての情報収集や調査の必要性が考えられた。これを踏まえて、情報収集を行ったため、やや遅れている状況となっている。
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今後の研究の推進方策 |
今年度の研究から、諸外国での就労支援の研修プログラムの実施状況を踏まえて、将来的な研修プログラムの運用に向けて、オンライン(オンデマンド)の活用や研修内容の精査に関する課題が考えられた。引き続きの情報収集を行うとともに、研修方式に関する調査、研修の施行実施等の研究を行うこととする。
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