研究課題
若手研究
我が国において食物アレルギー患者数は増加傾向にあり大きな社会問題となっている。近年の食物アレルギー治療では、少量ずつ原因食品を食べて治す経口減感作療法が行われはじめ、アレルギー患者が摂取可能な低アレルゲン化食品のニーズが高まっている。そこで、本研究では発酵によりアレルゲンが減少するプロバイオティクスと果実類や種実類などの組み合わせや発酵条件を明らかにし「食物アレルギー反応の低減が期待できるプロバイオティクス発酵の設計」を試みる。また、細胞レベルでのアレルギー反応抑制効果や調理モデルでの応用について検証することで、アレルギー反応を低減させるプロバイオティクス発酵法の設計を目指す。