研究課題/領域番号 |
22K13617
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
傳法谷 郁乃 神奈川大学, 付置研究所, 研究員 (00782301)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 温熱的快適性 / 和服 / 熱中症対策 / 冷却部位 / 局所冷却 / 和装 / サーマルマネキン / 熱中症 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,夏着物に適した身体冷却方法を提案することを目的とする.伝統的衣装である夏着物は,素材や構成,着装方法は異なるが,スーツ一揃えの着衣量とほぼ等しく,夏季の環境で着用する衣服としては保温性が高いといえる.我が国の高温多湿な夏季の環境下において,快適に着装することは困難であり,熱中症になる危険性が高いと考えられる. 本研究を通して,夏着物着用時に効果的な身体の冷却部位を明らかにして,和装による夏季の熱中症発生を予防し,夏着物を着用する人の快適性向上を目指す.
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研究実績の概要 |
本研究は,熱中症が問題となっている我が国の夏季において,伝統的な衣装である夏着物着用時の身体冷却方法を提案することを目的としている.夏着物着用時に,効果的な身体の冷却部位を明らかにし,和装による夏季の熱中症発生を予防し,夏着物を着用する人の快適性向上を目指す. 2023年度は,昨年度に実施した,被験者実験のデータ整理を進めた.一部,実験データに欠損がみられたため,被験者数を増やして追加実験を実施した.健康な成人男女を対象に,体幹部の計20部位に冷却デバイスを接触させたときの,舌下温,皮膚温,心拍数,主観申告等を測定し,冷却すべき身体の部位や冷却に適した部位,冷却温度等を検討した. 冷却アイテムの試作に関しては,試作に用いる材料を選定し,冷却アイテムの試作を進めたが,予備検討から改良が必要であると判断した.次年度,冷却アイテムの改良試作およびその評価を行うための計画を立てた. 前年度に引き続き,冷却が身体に及ぼす影響に関する基礎的な実験データの蓄積させることができた.今後,解析を進めて得られた結果を,夏着物着用時に適した身体冷却方法の提案に繋げる.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度は,2022年度の結果に基づき,冷却部位の組み合わせ効果を検討する実験を実施する予定であったが,実験データに欠損があり追加実験を実施したため,「やや遅れている」と判断した.
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今後の研究の推進方策 |
次年度は今年度の研究成果を論文化することを目指す.冷却アイテムについては改良試作を行い,その着用効果を,発汗サーマルマネキンを用いた着衣熱抵抗と蒸発熱抵抗の測定及び被験者実験により評価する予定である.
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