研究課題/領域番号 |
22K13651
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
坂田 のぞみ 広島大学, IDEC国際連携機構:CICE, 助教 (90881300)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 学習者中心型教授法 / オルタナティブ教授法 / ケイパビリティアプローチ / 事例比較 / 時空間比較 / タンザニア / ガーナ / アフリカ / 国際教育協力 / 教授法 / 教育政策 |
研究開始時の研究の概要 |
従来の国際教育政策を通して促進されてきた学習者中心型教授法が、国際教育協力分野で批判されて久しい。タンザニアとガーナは、学習者中心型教授法と共通理念を持つ教育思想を有し、かつ1990年代以後、同教授法を基軸に教育発展を試みてきた。本研究では、独立後の教授法改革過程における二国間比較を経て、半構造化インタビューと教室観察により、現地の教育関係者が価値をおく教授法を探究する。(a)現地由来の教授法、(b)外来の学習者中心型教授法、(c)現地適合性の高いオルタナティブ教授法、という三者間の共通性と相違性を考察する。
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研究実績の概要 |
本研究では「現地適合性の高いオルタナティブ教授法」の生成を目指すべく、タンザニア人・ガーナ人研究者の視点を取り入れ、現地の実情・関心に即した研究内容と方法論を確立する必要がある。そのため、2022年度は研究協力者と毎週オンラインで研究打ち合わせを行い、研究全体の方向性、データ収集法、分析方法を密に協議した。聞き取り調査における質問項目と、両国での研究倫理審査書類の作成も協働で行った。 また本研究は、タンザニアとガーナ間での教授法の事例比較に加え、両国の教授法論と改革の変遷という時空間比較の視点も取り入れている。2022年度は、これらの視点に関して文献調査と政策分析を中心に実施し、タンザニアとガーナにおける教育発展の歴史を現地研究者の協力を得ながら進めた。加えて、本研究で比較軸とする、国境を超えて発展途上国に教育移転されてきた学習者中心型教授法に関して、多数の実証研究をシステマティックレビューの手法を用いて分析、研究の焦点・手法・結果を分類し、網羅的に取りまとめた。マクロな視点から学習者中心型教授法の現地適合性に関する諸条件やそれらの傾向を概観しつつ、ミクロな視点で個別の国や地域に関する社会・文化的文脈を分析し、現地親和性を高めるための諸条件を比較検討した。 タンザニア・ガーナ両国の研究者と国際学会での発表、および、システマティックレビューに関する国際共著論文を発表し、次年度以降に行う現地調査の基礎を築いた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現地研究協力者との協議および文献調査に集中し、学会発表・論文発表を行った。ただし、当初計画していた初年度後半での現地調査は、次年度以降、各国で研究倫理審査が通り次第実施となる。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度以降は、毎週の研究打ち合わせに加え、研究協力者らとの文献の読み合わせも定期的に行う。研究協力者と協働で現地調査を行い、データ収集と分析を実施。学会発表と論文執筆も継続的に行う。
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