研究課題/領域番号 |
22K13714
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
土元 哲平 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 特別研究員(PD) (10897622)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | Auto-TEM / 日本人学校 / キャリア発達 / 環境移行 / ビジュアル・ナラティヴ / オートエスノグラフィー / 複線径路等至性アプローチ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、日本人学校教員が環境移行と他者の多様性にどのように向き合いながら、キャリア発達しているのかを明らかにする。そのために、オートエスノグラフィー(特にAuto-TEM)を活用し、日本人学校教員の帰国前後の調査を行う。本研究を通して、日本人学校の構成員が多様化・多文化化する中で、教員が海外での教育実践を自らの地域の教育実践に開いていくための、グローカルなキャリア発達のためのモデルを探求する。
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研究実績の概要 |
本研究は、日本人学校教員が環境移行と他者の多様性にどのように向き合いながら、キャリア発達しているのかを明らかにすることを目的としている。そのために、オートエスノグラフィー(特にAuto-TEM)を活用し、日本人学校教員の帰国前後の調査を行うものである。 2022年度は、調査方法論について検討する理論研究と、オンラインでの質問紙調査、現地での聞き取りを行うことができた。まず、文化心理学や複線径路等至性アプローチおよびオートエスノグラフィーに関わる研究会での議論や文献研究を重ね、質問紙調査を完成させた。その質問紙を用いて、「帰国前」(2022年度で日本人学校での任期が終了する教員)の日本人学校教員7名から協力を得て、オンライン調査と現地での聞き取りを実施することができた。 オンライン調査については、年度末にデータ収集を行ったため、現在、文字起こしと分析を進めているところである。現地での聞き取りからは、日本人学校教員が多様なキャリアを歩んで教員になっていること、日本人学校の子どもは多様化しているものの、教育の営みに対する本質的な部分については、日本国内の学校であれ日本人学校であれ、普遍的な部分があるということが明らかになった。 文献研究を通して、複線径路等至性モデリングに対して、いかにビジュアル・ナラティヴの方法論を取り入れていくのかという点が、今後、本研究の方法論と関連するAuto-TEMを進展させる上で重要な論点となることが分かった。このような点について今後考察を行っていきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実施予定であった調査と現地での聞き取りが実施できたため。また、理論研究にも一定の進展があったため。
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今後の研究の推進方策 |
数名の協力者から、今年度実施予定のフォローアップ・インタビューと帰国後調査に協力していただける旨の申し出があった。その先生方に協力を仰ぎつつ、引き続き調査を進めていきたい。また、理論的分析の視点を定めるために、文化心理学に関する文献研究をさらに進めていく。特に、キャリア移行と向文化変容についての考察を進め、日本人学校教員のキャリア移行をどのように捉えるのかについて考察を深めていきたい。
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