研究課題/領域番号 |
22K13718
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 広島修道大学 |
研究代表者 |
中西 紘士 広島修道大学, 人文学部, 助教 (30823637)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | はね動作 / 器械運動 / カリキュラム / 体育科教育 / クロスカリキュラム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、小学校体育科におけるマット運動と跳び箱運動の技の順序性を明らかにし、カリキュラム・マネジメントに基づくマット運動と跳び箱運動のクロスカリキュラムを開発することである。本研究は、申請者が開発したマット運動におけるはね動作を習得するためのカリキュラムを基にして、マット運動と跳び箱運動の技の順序性を明らかにし、マット運動と跳び箱運動を関連させたクロスカリキュラムの開発を行うことに本研究の独自性がある。さらに、開発したカリキュラムを複数年にわたりカリキュラム・マネジメントの手続きで修正し、カリキュラムの妥当性を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、小学校体育科におけるマット運動と跳び箱運動の技の順序性を明らかにし、カリキュラム・マネジメントに基づくマット運動と跳び箱運動のクロスカリキュラムを開発することである。 1年目の研究実施計画に従い、学級担任が体育を実施しているA小学校と教科担任が体育を実施しているB小学校の2校において、3年生から5年生までの授業を実践していただき、授業の様子についてビデオ撮影を行った。実践していただいた授業については、研究代表者が作成した単元計画を事前に示し、各学校の実態に合わせて修正していきながら実施した。 単元修了時の児童の達成度の調査を行うためのパフォーマンス動画を撮影している。しかし、個々の達成度についての評価が、全ての児童で行えていないため、引き続き児童のパフォーマンスを分析すると共に、実施した単元計画の修正を行っていく。 また、研究代表者と授業担当者、体育主任の3者でそれぞれの授業を振り返り、本年度実施した体育授業の良かった点と改善点について協議するとともに、低学年時に経験させておきたい動き等についても検討することができた。本年度については、研究課題①「小学校体育科の器械運動領域のマット運動と跳び箱運動において、どのような技がどのような順序で習得されていくのか。」についての研究資料を収集することはできた。しかし、研究課題②「マット運動と跳び箱運動の技の順序性を考慮したクロスカリキュラムとはどのようなものか。」については、継続して研究していかなければ検討ができないため、2年目以降に資料収集ならびに検討していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の予定では、3~6年生の児童を対象に授業実施を計画していたが、研究協力校の事情等により、1年目は3~5年生の授業のみでとどまっている。また、内容についても、5年生については、これまでの学習歴を鑑み、内容を修正して実施した。
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今後の研究の推進方策 |
2年目については、当初の計画通り3~6年生において授業実施を行い、それぞれの学年に応じた学習内容を検討していく。また、前年度の学習を踏まえて、系統的に学習が行えるように、各校に応じた単元計画を提案し、実践する教員と共に単元計画を修正していく。 また、2022年度の6年生については、系統的な学習が不十分であるため、到達可能な目標を各校の教員と協議し、単元計画を作成する。そのため、本研究が本来目的としていた内容の検証については、2022年度の3~5年生を対象とする。
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