研究課題/領域番号 |
22K13776
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター) |
研究代表者 |
遠藤 雅樹 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター), 能力開発院, 准教授 (00648967)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | クラウドコンピューティング / 職業訓練指導員 / デジタルスキル / 職業訓練 / 技能の見える化 / ラーニング・ファクトリー / クラウド利活用技術 / 第4次産業革命 / デジタルトランスフォーメーション |
研究開始時の研究の概要 |
ものづくり現場の実践技術者を対象としたクラウド利活用技術者の人材育成を行うカリキュラムモデルを開発し、公共職業訓練への展開を目的としている。現状の公共職業訓練では、第4次産業革命に伴う産業構造の転換期に対応したデジタル技術を含む実践技術者の人材育成を行うカリキュラムモデルは体系的に構築されていない。そこで、第4次産業革命において必要となるデジタル技術要素を加えた職業訓練として、クラウド利活用技術者の人材育成を進めるためのカリキュラムモデルを構築する。本研究で構築したカリキュラムモデルを公共職業訓練に展開し、クラウド利活用技術者育成を促進する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、ものづくり現場の実践技術者を対象としたクラウド利活用技術者の人材育成を行うカリキュラムモデルを開発し、公共職業訓練に展開することである。現行の公共職業訓練では、第四次産業革命に伴う産業構造の転換期に対応した実践技術者のデジタル化を伴う人材育成を行うカリキュラムモデルが構築されていない。そのため、公共職業訓練で展開されているカリキュラムを分析し、クラウド利活用技術が展開できる内容を調査し、公共職業訓練における4つの分野(機械、電気、建築、電子・情報)の職業訓練の現場で発生するデータを使用した可視化や分析をモデルとしてクラウド技術を活用するカリキュラムの作成を進めている。 当該年度では、所属組織の中で厚生労働省の第11次職業能力開発基本計画に従い職業訓練指導員のデジタルスキル育成等に関する職業訓練指導員研修を計画し、クラウド利活用を含む職業訓練への展開について検討を行った。職業訓練指導員研修の実施を行い、受講者からのヒアリング等の結果から、職業訓練におけるクラウド利活用を含めたデジタルトランスフォーメーション(DX)への対応を拡充する必要性を確認した。 また、並行して技能DX及びラーニング・ファクトリープロジェクトを展開し、技能の見える化による職業訓練のDXと工場を想定した一連の設備から発生する人・機械・センサから収集可能な訓練データを基にしたクラウド利活用を行うカリキュラムモデルの作成の検討を行った。これらの成果により、職業訓練におけるクラウド利活用のカリキュラムモデルの構築に向けて予定どおり進んでいる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究は令和5年度が2年目であり、3段階のスケジュールの内、第2段階の規格化した職業訓練データを収集し、データをクラウド上で分析する手法の検討及びクラウド利活用技術に関するカリキュラムモデルの構築を行った。また、構築したカリキュラムモデルを職業訓練として展開するために職業訓練指導員研修を実施し、全国展開に向けた取り組みを行うことができた。よって、おおむね計画どおりに進展していると考える。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度である3年目は、職業訓練として展開された事例分析などを行い効果測定及び改善を行う。また、公共職業訓練における離職者訓練・在職者訓練・学卒者訓練へのカリキュラムモデル展開を検討する予定である。
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