研究課題/領域番号 |
22K13786
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
|
研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
板橋 克美 崇城大学, 総合教育センター, 助教 (10847403)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | プログラミング教育 / 教科横断的 / 資質・能力 / 科学的推論力・思考力 / Computational Thinking / 理科 / 概念形成 / 技術科 |
研究開始時の研究の概要 |
基盤的な資質・能力であるプログラミング的思考力と科学的推論力・思考力との相関について検証する.そのために,中学校理科と技術科が連携した,教科横断的なプログラミング教育のカリキュラムマネジメントと教育実践を行い,両科目でプログラミング的思考力の育成を図る.生徒のプログラミングの様子や量的評価などから,上記の相関関係を検証して理科学習におけるプログラミング教育の理論構築を目指す.
|
研究実績の概要 |
本研究の目的は、プログラミング学習をすることにより、学習者の科学的推論力・思考力は向上するか検証することである。科学的推論力・思考力は、理科学習において必要な資質・能力であるが、我が国の子どもたちはこれらの力に課題があることが報告されている。一方で、我が国のプログラミング教育では、基盤的な資質・能力の一つであるプログラミング的思考力の育成と、教科の内容をより確実に身につけさせることがねらいとされている。本研究では、プログラミング的思考力の育成が科学的推論力・思考力の育成に資するのではないかと考え、中学校理科と技術科が連携した教科横断的なプログラミング教育を実施し、これらの資質・能力の向上度の相関について分析する。 本年度は、理科の「電流とのその利用」の単元において、大学生と中学生を対象としたプログラミング教育の実践研究を行った。現在、プログラミング的思考力と科学的推論力との相関について現在検証中である。また、これらの認知能力に加え、学習者の概念理解度についても調査を行い、プログラミング教育が学習者の電気回路の概念形成に資するかどうかについても検証を行っている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本来であれば、技術科と理科が連携した実践研究を行う予定であったが、実践校のカリキュラムから、技術科と連携できず、理科の一つの単元においてのみ、プログラミング教育を実践した結果となった。今後、技術科教員、理科教員との連携を通して、カリキュラムマネジメントを行い、モデルカリキュラムの提示を行いたいと考える。
|
今後の研究の推進方策 |
本年度の実践研究については、成果が揃い次第学会発表を行い、論文投稿を検討する。また、研究期間の延長も視野に入れながら、実践校への依頼、モデルカリキュラムの作成、このカリキュラムを基にした教科横断的なプログラミング教育の実践研究を行っていく。
|