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博物館の自由研究支援事業の効果に関する研究 ―児童・生徒と学芸員による博学連携―

研究課題

研究課題/領域番号 22K13789
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09080:科学教育関連
研究機関千葉県立中央博物館

研究代表者

水野 大樹  千葉県立中央博物館, その他部局等, 研究員(移行) (40769882)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード自由研究相談 / 博物館 / 夏休み / 自由研究 / 博学連携
研究開始時の研究の概要

県内の公立小中学校に対して、自然史系博物館の過去の利用実績や、博物館での自由研究支援事業の認知度等を調査し、教員の博物館に対する意識調査を行う。また、自然史系博物館に対して、自由研究支援事業の実施状況、質問者数、実施形態、実施分野等の調査を実施する。小中学生が実施する自由研究のテーマや、テーマの設定理由等を調査し、自然史系博物館において支援可能なテーマがどの程度存在するのかを明らかにする。さらに、市町村教育委員会等が実施する自由研究の作品展の出品者が、自由研究の実施に伴って博物館を利用したか、どの程度参考になったかなどを調査し、優秀な自由研究を実施した児童・生徒の博物館利用実態を調査する。

研究実績の概要

令和5年度は、昨年度に引き続き、博物館以外が主催する小学生向けの自由研究相談会に講師として参加し、アンケート調査を実施した。自身の所属する博物館において例年実施している自由研究相談会の認知度を調査したところ、知っていた者及び過去に参加経験のある者は、合わせて2割未満と低かったが、参加したいかといった質問に対しては、9割以上の者が参加を希望しており、非常に高い割合を示した。このことから、自由研究相談会への参加者を増やすためには、内容の充実だけでなく、周知に課題があることが明らかとなった。
また、今年度からは、博物館で実施している夏休み期間中の自由研究相談会の参加者に対しても、アンケート調査を実施した。その結果、自由研究の作品展等へ出展したいという、意欲的な参加者が多くみられたが、そのような参加者であっても、自由研究の実施に当たって学校の先生以外の指導を受けたことがあると回答した参加者は少いことが明らかとなった。一方で、作品展への出展を目指しているか否かにかかわらず、参加者の大半は、自由研究を進めるに当たって博物館へ相談した方が良いとの回答をしていた。
以上のことから、博物館が実施する自由研究支援事業は、自由研究の遂行に当たって有益に機能している可能性があるものの、児童・生徒が円滑かつ充実した内容で自由研究を遂行できるようにするためには、自由研究支援事業の認知度を上昇させるための取り組みが必要であると考えられる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

令和4年4月からの人事配置の変更に伴い、引き続き調査・研究のための十分な時間確保が困難であったため。

今後の研究の推進方策

今年度に引き続き、博物館における自由研究支援事業の認知度等を調査するとともに、認知度を上昇させるための取り組みを検討し、より多くの参加者にアンケート調査を実施できるようにする予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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