研究課題/領域番号 |
22K13829
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
西中 宏吏 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教 (30568788)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | サイコパシー / パーソナリティ障害 / 攻撃性 / 共感性 / 意思決定 / PCL-R / 犯罪者 / 再犯 |
研究開始時の研究の概要 |
欧米では、サイコパシーの評価尺度であるPsychopathy Checklist-Revised (PCL-R)の開発により、犯罪者集団においてサイコパシー研究が飛躍的に進み、サイコパシーが犯罪の強固なリスクであることが実証的に示された。しかし、日本ではPCL-Rの評価方法としての意義は未だ確立されていない。適切な評価方法がないため、日本の犯罪者集団におけるサイコパシー研究は皆無であり、その実態は不明である。本研究は、刑事施設収容者においてPCL-R日本語版の心理測定学的特性を示すとともに、日本におけるサイコパシーの特性および犯罪との関連の実態を明らかにすることを目的とする。
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研究実績の概要 |
日本において、犯罪者集団に有効なサイコパシー評価のツールが整備されていない。そのため、日本の犯罪者集団におけるサイコパシー研究は皆無である。本研究では、犯罪者集団においても有効なサイコパシー評価ツールを検討すること、並びに、サイコパシーの実態について明らかにすることを目的とする。2023年度はサイコパシーの実態解明のために、一般市民850名を対象に質問紙調査を実施し、サイコパシー傾向の高いものでも、特徴の異なるサブタイプが存在することが明らかとなった。現在は、犯罪歴のある人たちへの調査の実施に向けて準備をしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度の申請者の所属機関及び業務内容の変更に伴い、当初の予定より本研究へのエフォートが依然として低下している。
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今後の研究の推進方策 |
本研究の当初の計画では、刑事施設被収容者を対象に研究を行う予定としていた。対象を犯罪歴のある者および一般市民(犯罪の有無を問わない)まで拡大し、 研究を進めていく。その場合、サイコパシーの評価ツールとしてPCL-Rのみに限定せず、その他の有効なツールも併せて検討する。また、サイコパシーの実態解明のために、研究のレビュー、調査研究、実験研究を行っていく。
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