研究課題/領域番号 |
22K13837
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 宮城大学 |
研究代表者 |
平泉 拓 宮城大学, 看護学群, 准教授 (00760828)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 遠隔心理療法 / 新型コロナウイルス / 回復者 / 後遺症 / 生存者 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,新型コロナウィルス感染症に罹患し,治療・療養を経験した生存者(以下,「COVID-19の回復者」と略す)を対象として,COVID-19の回復者の長期的なメンタルヘルスへの悪影響に着目し,メンタルヘルスの改善に対して有効性が実証されているtelepsychotherapy(「遠隔心理療法」)をCOVID-19の回復者に適用し,COVID-19の回復者のメンタルヘルス改善における遠隔心理療法の有効性を実証することを目的とする。遠隔心理療法の有効性を統計的方法によるシングルケース研究及びその他の実証的方法によって検証し,遠隔心理療法のプロセス変数とアウトカム改善の効果を示す。
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研究実績の概要 |
本研究は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に罹患し、治療・療養を経験した回復者(以下、「COVID-19の回復者」とする)を対象として、COVID-19の回復者の長期的なメンタルヘルスへの悪影響に着目し、メンタルヘルスの改善に対して有効性が実証されているtelepsychotherapy(「遠隔心理療法」)をCOVID-19の回復者に適用し、COVID-19の回復者のメンタルヘルス改善に対する遠隔心理療法の有効性を実証することを目的とする。遠隔心理療法とは、ビデオ会議ツールやオンライン診療システム等の遠隔コミュニケーション技術を用いた心理療法である。 令和6年度は、COVID-19の感染が収束した社会状況を鑑みて、COVID-19による身体・心理的な後遺症についてサンプリング方法を検討し、対象者のスクリーニング方法を決定した。加えて、令和5年度に引き続き、症例検討を進めている。 並行し、遠隔心理療法の主要な有効性要因の一つと言われるアライアンス(作業同盟)概念に着目し、遠隔心理支援サービスの提供者を養成するための、提供者に求められるアライアンスを高める研修プログラムを検討した。予備的な調査を行い、アライアンスを高める研修プログラムの構成と内容を決定した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウィルス感染症の後遺症を有する人を対象としたサンプリングが容易でないことから、そのための工夫を施すため、研究計画の必要な変更と調整を行なっている。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウィルス感染症の後遺症に関する研究調査を進め、この研究調査を実施する中で遠隔心理療法の有効性に関する実践研究のサンプリングを行うことを決定した。
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