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ABWに対応した居住空間の実現に向けた中間領域の役割と計画技術

研究課題

研究課題/領域番号 22K14401
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分23030:建築計画および都市計画関連
研究機関大阪公立大学

研究代表者

土井 脩史  大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 講師 (70779082)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 完了 (2024年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード住宅計画 / ABW / 中間領域 / ワーク・エンゲイジメント / 在宅勤務 / コワーキングスペース / ワーケーション / 庭 / 設計実験
研究開始時の研究の概要

ABW(Activity Based Working)とは、仕事内容に応じて場所や時間を自由に選択できる働き方である。
本研究では、住宅・地域の中間領域に着目してABWに対応した居住空間の実現に向けた検討を行う。中間領域を有する居住空間では、居住者が居場所選択や環境調整を自在に行うことができるため、ABWとの親和性が高いと考えた。
中間領域の利用実態の把握、及び、知的生産性の分析を通じて、ABWへの対応という視点から見た中間領域の役割を明らかにする。さらに、中間領域において知的生産性の向上に寄与する計画技術を検討し、被験者実験を通じてその有効性を検証する。

研究成果の概要

本研究では、ABWへの対応という視点から、居住空間における中間領域の役割とその計画技術について明らかにした。
住宅の中間領域に関しては、当該領域を積極的に活用している在宅勤務者ほどワーク・エンゲイジメントが高く、中間領域が「リチャージ」の役割を果たしていることを示した。中間領域の計画にあたっては在宅勤務場所と外部空間との繋がりに配慮することの重要性が示唆された。
地域の中間領域に関しては、自宅とオフィスの中間的な場所として働く場所の選択肢を広げる役割を果たしていた。建築計画にあたっては自宅からの利便性、空間計画では多様な活動を可能とする空間構成が重要であると示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

第1の意義は、外部と内部のつながりを重視した開放的な住宅計画の有効性を、在宅勤務というワークスタイルとの関係から明らかにした点である。2025年4月より住宅の省エネ基準適合が義務化される中で、住宅の閉鎖化が進むことが懸念されるが、本研究は開放型住宅計画の必要性を示した点に意義があると考える。
第2の意義は、地域レベルにおける中間領域、すなわち地域内ワークスペースの重要性を示した点である。住宅かオフィスかという二項対立ではなく、多様なワークスペースの存在がワーク・エンゲージメントを高め、知的生産性の向上にも寄与する可能性を示唆した点に意義がある。

報告書

(4件)
  • 2024 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2025 2024 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (8件)

  • [雑誌論文] 開かれた住宅における接続空間の空間構成に関する研究2025

    • 著者名/発表者名
      ZHANG Wenbo、KOITO Akiko、DOI Shushi
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集

      巻: 90 号: 828 ページ: 160-169

    • DOI

      10.3130/aija.90.160

    • ISSN
      1340-4210, 1881-8161
    • 年月日
      2025-02-01
    • 関連する報告書
      2024 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 改修による大阪長屋の利活用と開かれた空間で生まれる交流2023

    • 著者名/発表者名
      ZHANG Wenbo、KOITO Akiko、TSUNAMOTO Koto、DOI Shushi
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集

      巻: 88 号: 813 ページ: 2852-2863

    • DOI

      10.3130/aija.88.2852

    • ISSN
      1340-4210, 1881-8161
    • 年月日
      2023-11-01
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 戸建て住宅における中間領域の利用が居住者のワーク・エンゲイジメント及びストレスに与える影響2025

    • 著者名/発表者名
      猪野愛唯,土井脩史,小伊藤亜希子
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演会
    • 関連する報告書
      2024 実績報告書
  • [学会発表] 風洞実験による気流の可視化が通風を考慮した住宅設計に与える影響2025

    • 著者名/発表者名
      久保優,土井脩史,小伊藤亜希子
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演会
    • 関連する報告書
      2024 実績報告書
  • [学会発表] 在宅勤務の開始に伴う戸建住宅における庭の使われ方の変化2024

    • 著者名/発表者名
      土井脩史,小伊藤亜希子
    • 学会等名
      日本建築学会近畿支部研究発表会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 戸建て住宅に居住する在宅勤務実施者の庭の使われ方と仕事環境評価2024

    • 著者名/発表者名
      土井脩史,小伊藤亜希子
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] コワーキングスペース利用者における仕事場所の選択に関する研究2023

    • 著者名/発表者名
      細井莉奈,土井脩史,小伊藤亜希子
    • 学会等名
      日本建築学会近畿支部研究報告会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 京都市中心部のコワーキングスペース利用者における仕事場所選択の実態2023

    • 著者名/発表者名
      細井莉奈,土井脩史,小伊藤亜希子
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 大阪長屋の温熱環境に対する居住者の評価と住まい方2023

    • 著者名/発表者名
      長辻航椰,小伊藤亜希子,土井脩史,綱本琴
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 集合住宅における中間領域に関する研究 その9:中間領域を有する住戸における立体街路に対する領域意識2023

    • 著者名/発表者名
      土井脩史,加茂みどり,髙田光雄,近本智行,志波徹,岡原慶輔
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2026-01-16  

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