研究課題
若手研究
固体ロケットモータのレーザ点火システムの実現には火薬のレーザ着火現象を理解することが必要不可欠であり,本研究では様々な環境下およびレーザパラメータにおけるレーザ着火現象を再現できる物理モデルの構築を目的とする.そのために①雰囲気圧力,初期薬温,レーザ径,レーザ波長をパラメータとした際の,着火遅れ時間,着火温度,着火限界をモデル検証データとして実験で取得し,②火薬の温度上昇を解く上での基礎となるシミュレーションツールを構築・計算条件の決定を行い,③実験で得られた着火特性と数値計算結果を比較しモデルの改良・妥当性の検証を行い,着火特性の実験値を再現できるモデルを明らかにする.