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難溶機能性高分子の合成および異種材料とのハイブリッド化

研究課題

研究課題/領域番号 22K14677
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分33020:有機合成化学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

八木 亜樹子  名古屋大学, 理学研究科(WPI), 特任准教授 (20803282)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワードデンドリマー / 高分子 / 機能性分子 / π材料 / 水溶性材料 / ハイブリッド / 難溶性 / ハイブリッド化
研究開始時の研究の概要

π共役系高分子やナノダイヤモンドなどの高分子は優れた機能性材料であるにも関わらず、溶媒に難溶であるがゆえに精密合成や応用が困難である。望みの構造の機能性高分子を効率的に合成することができれば、その性能向上や機能開拓につながる。また難溶性構造のものを用いた材料創製が容易になれば多様な応用展開が期待できる。溶液中での取扱を指向し、本研究では巨大な可溶性担体を用いて難溶の機能性高分子を合成する手法を開発する。デンドリマーを担体として設計・合成し、デンドリマー上で様々な機能性高分子を合成する。また、機能性高分子鎖をデンドリマー担体とから異種材料に繋ぎ換えてハイブリッド材料を創製し未踏の応用展開を拓く。

研究成果の概要

本研究では,有機溶媒への溶解性が低く,取り扱いにくい機能性高分子の効率的合成とユニークな応用展開を目指す研究である.独自で開発したデンドリマー担持法を用いることで,ポリチオフェンやポリパラフェニレンやポリフルオレンなど多様な
難溶機能性高分子を合成することができた.また,ポリチオフェン骨格を異種材料にハイブリッド化させることで,電気伝導性材料がハイブリッドした新奇物質を創出することにも成功した.これらの成果を通して,新たなデンドリマーの構造の検討へと研究が発展し,それにより高い水溶性をもつポリチオフェンや広範な溶媒への溶解性を示すポリチオフェンなど新たな物質群を合成することができた.

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は,難溶の機能性高分子の合成法を開発するという挑戦的な課題である.達成したことにより,本研究で合成した高分子のみならず,様々な難溶性高分子の合成の可能性が広がった.また,合成するのみならず,その応用展開をも拓いたことで多くの学術領域の発展に寄与すると考えている.特に,生物学への応用は,難溶性高分子にはない応用分野であったことから,それを切り拓いた研究であるといえる.広範な種類の溶媒への高い溶解性をもつポリチオフェンは,伝導性材料として様々な応用を行う際に強力な特性を有すると期待されるほか,水溶性ポリチオフェンを用いたバイオテクノロジーへの応用が高く期待できる.

報告書

(1件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2025-01-30  

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