研究課題
若手研究
本研究では、微生物に由来するペプチド配列を含む任意のタンパク質が、外部刺激に応じて可逆的に不溶・溶解する現象を理解することを目的とする。特定のアミノ酸を置換または欠損させたペプチドや、そのペプチドを複合化したタンパク質を合成し、ペプチドの構造と不溶化特性の関係を調査する。これにより、可逆的な不溶化に必要となるペプチドの構造要件を見出し、不溶化現象の機構を明らかにする。また、機構を理解する上で得られた知見をもとにペプチドの構造最適化を行い、タンパク質の精製技術へ応用することを目指す。