研究課題/領域番号 |
22K14912
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39070:ランドスケープ科学関連
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研究機関 | 日本体育大学 (2023) 高崎経済大学 (2022) |
研究代表者 |
寺田 光成 日本体育大学, 子どものからだ研究所, 助教 (30915856)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 都市公園 / 子ども / 障がい児 / 遊び場 / インクルーシブ / 外遊び / 公園 |
研究開始時の研究の概要 |
すべての子どもが利用できるように、ユニバーサルデザインに基づいたインクルーシブな(インクルーシブな状態を目指した)都市公園の遊び場が整備されつつある。本研究は、インクルーシブな遊び場と障がい児の利用に着目し、全国の整備状況を俯瞰しながら整備計画プロセスと管理運営の実態、障がい児の遊びと遊び場の利用実態から、成果と課題を明らかにすることを目的とする。 調査から得られた学術的知見、プレーリーダーのいる冒険遊び場や国内外のインクルーシブな遊び場といった先行事例の分析に基づきながら、今後のインクルーシブな遊び場の整備計画、管理運営のあり方を模索し、障がい児の利用を促進する具体的な方策を見出す。
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研究実績の概要 |
本研究は、障がい児の利用を促進する都市公園のインクルーシブな遊び場の実現に向けて、(1)ユニバーサルデザインに基づく遊び場の整備とインクルーシブな遊び場づくりに向けた管理運営の実態把握、(2)障がい児の遊び場の利用実態の把握、(3)プレーワーカーのいる冒険遊び場や先行事例から、今後の都市公園の遊び場の計画や管理運営のあり方を模索することを目的としている。 (1)については、当年に延期したが関係する専門家と協議し、急増している動向を踏まえ、最終年度に実施することが妥当と判断した。調査発送先リストはすでに完成し、調査項目も整っていることから、次年度に発送予定である。(2)については研究対象地と実施に向けた関係者との調整に時間を要している。研究調査実施が遅れているが調査計画は立案されている。(3)先行事例については、国内事例、ならびに海外事例の視察・ヒアリングを行った。国内事例については、視察やインタビュー、専門家からの助言を受けながら情報の収集を行った。海外事例についてはコペンハーゲン、エディンバラ、香港における遊び場の視察とインタビューを行い、遊び場の管理運営における課題を把握した。なお調査過程で、海外の同テーマの研究者との関係構築につながり、助言を受ける関係にあり、すでに数回の助言を受け、今後も(2)の調査実施に当たって調査項目について助言を受ける予定である。なお(3)については、学会発表や委員会等で公表している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者の所属異動や家庭環境の変化により、1年程度予定の作業が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
想定よりも各作業が遅延している。実施タイミングが遅れているが、研究期間内に達成できる見込みである。研究内容については基本的に変更しない。 ただし研究成果の公表に要する期間を考えると、研究期間の延長の必要性も考えられる。
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