研究課題
若手研究
グルタミン酸(Glu)は食品の旨味を向上させる物質として広く知られている。本研究の目的は、ゲノム編集技術を用いてグルタミン酸(Glu)を増量し、旨味を強化した水産物を創出することである。しかし個体内のGlu代謝に関する研究は、マウスなど哺乳類を中心に進められてきたため、魚類ではGlu代謝を司る分子機構が明らかにされていない。そこで本研究では養殖魚のモデルとしてメダカを活用し、Glu代謝を担う遺伝子の特定を目指す。さらに該当遺伝子の機能を改変したゲノム編集魚を作出し、魚体内のGlu含量が増大できることを証明する。