研究課題
若手研究
微細藻類は、バイオ燃料や機能性色素、健康食品等の原料として、多方面での活用が期待されている。しかし、安価な微細藻類生産法である屋外開放系培養では、常にコンタミネーション(雑藻、捕食動物の侵入)による生産速度の低下リスクに晒される。商業的に大量培養されている微細藻類のドナリエラやスピルリナは、それぞれ他生物の生存が困難な海水よりも高塩分濃度の培地、アルカリ性培地のような特殊環境で増殖する。しかし、ボツリオコッカスをはじめとした緑藻の多くは、そのような特殊環境下における増殖能をもたない。そのため、ボツリオコッカスの屋外開放系培養時におけるコンタミネーション対策技術の開発をい行う。