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ST8SIA2上のrSNPsに関わる因子群の同定と統合失調症の分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K15059
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分43030:機能生物化学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

羽根 正弥  名古屋大学, 生命農学研究科, 助教 (70853331)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワードポリシアル酸 / ST8SIA2 / 一塩基多型変異体 / 統合失調症 / ポリシアル酸転移酵素 / regulatory SNP
研究開始時の研究の概要

ST8SIA2のプロモーター領域のregulatory SNPについては、酵素の発現が発現細胞の種類によって大きく異なることを発見した。この事実は、いまだ未解明であるST8SIA2遺伝子発現のプロモーター領域による制御機構の解明の手がかりとなると考えられる。そこで本研究では、このプロモーター領域を介するST8SIA2遺伝子の発現制御とその破綻が疾患を惹起するポリシアル酸構造に及ぼす効果を明らかにする。

研究成果の概要

統合失調症との関わりが報告されているポリシアル酸およびその生合成を担う酵素に関して、ST8SIA2のプロモーター領域を介するST8SIA2遺伝子の発現制御とその破綻が疾患を惹起するポリシアル酸構造に及ぼす効果を明らかにすることを目的とした。ST8SIA2遺伝子の転写活性の制御機構として、統合失調症患者から見出されたプロモーター領域に存在する一塩基多型変異と種の転写調節因子が関与し、その転写を制御することが明らかになった。また、ST8SIA2の転写異常が細胞レベルおよび個体レベルで影響を及ぼすことが明らかになり、関与する疾患の発症の分子メカニズムの一端が明らかになったと考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、統計学的に統合失調症の病態との関連性があると推測されたST8SIA2のSNPについて、その遺伝子産物(酵素)から、その最終産物である糖鎖、そしてその糖鎖を発現した細胞および個体の性質まで、系統的に解析をおこなった。遺伝子からタンパク質、そして糖鎖までを全て繋いで実証する研究であり、研究の成果は、ポリシアル酸がどのような分子機構で統合失調症の病態と結びつくのかを明らかにするため、その治療法へと迫る学術的、社会的意義がある。

報告書

(1件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2025-01-30  

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