研究課題
若手研究
抗原性の高い微生物由来抗原発現がん細胞移植による強力なキラーT細胞誘導を介したがん治療ワクチンの開発を行う。本研究では、がん患者のがん細胞にキラーT細胞を誘導可能な抗原を導入し、作製した抗原発現がん細胞を患者に戻し体内で誘導されたキラーT細胞にがん細胞を攻撃させる方法を確立する。本研究では、多人種に対応できるHLA-A2(遺伝子型A0201)とアジア人に高頻度なHLA-A24(遺伝子型A2402)に抗原提示される抗原や、マウス系で強いキラーT細胞誘導を引き起こす抗原などを使用し、本システムの有効性を証明することによりヒトでの臨床応用を目指すことができると考える。