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加齢に伴う神経幹細胞の機能低下と認知症発症機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K15382
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分48040:医化学関連
研究機関京都大学

研究代表者

本田 瑞季  京都大学, 医学研究科, 特定助教 (50828978)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード空間オミクス解析 / 神経幹細胞 / RNA-seq / エピゲノム / ゲノム解析技術 / 神経新生 / 認知機能 / 加齢
研究開始時の研究の概要

本研究では、加齢に伴う海馬歯状回の神経幹細胞の機能低下の機序を明らかにするため、若齢と加齢マウスの神経幹細胞に限定したゲノミクス解析を行う。これにより神経幹細胞の機能の向上や低下に関わるマスター制御因子を特定する。これらマスター制御因子の過剰発現やノックダウンを海馬領域から単離した神経幹細胞で誘導し、その表現型まで解析する。

研究成果の概要

本研究では、加齢に伴う神経幹細胞 (NSC)の遺伝子発現制御を解明することを目標とする。そのため、独自開発した組織切片上の光照射領域に限定した遺伝子発現情報を取得できるPhoto-Isolation Chemistry (PIC)法を活用する。しかし、PICは未固定切片にしか対応しておらず、未固定ではNSCやその他の神経系、また老化マーカーの抗体染色がうまくいかない問題があった。そこで、ホルマリン固定切片でも解析できるようPICの技術改良を行った。また、PICをATAC-seqやChIL-seqにも応用し、それぞれオープンクロマチンとヒストン修飾を空間的に解析できる技術を確立した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

PICを用いることで、従来法では困難だった複雑な脳切片から特定の領域や細胞の遺伝子発現やその制御情報を抽出することが可能である。また、未固定のみならず、ホルマリン固定した凍結切片にも適用可能である。そのため、神経疾患患者の剖検脳の解析にも応用が可能である。したがって、本技術の臨床検体への活用により、神経系疾患の発症や進行メカニズムの理解が深まり、それに基づく新たな治療法や予防法の開発が期待される。

報告書

(1件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2025-01-30  

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