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髄膜腫の放射線感受性を制御する遺伝子の同定と予測モデルの作成

研究課題

研究課題/領域番号 22K15428
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

村上 千明  埼玉医科大学, 医学部, 助教 (60865088)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード髄膜腫 / 病理組織学 / 放射線治療 / 遺伝子解析
研究開始時の研究の概要

髄膜腫に対する治療には手術の他に放射線治療があるが、放射線治療感受性を照射前に予測する方法は未だ明らかになっていない。放射線治療効果の予測が可能となれば、放射線感受性の程度に応じて追加の放射線治療や手術による腫瘍摘出の優先など、患者に適した治療方針を決定することができ、患者の生活の質の向上につながると考える。本研究は髄膜腫の分子遺伝学的および病理組織学的特徴と、放射線治療効果との関連性を明らかにし、放射線治療効果の予測モデル作成を目指す。

研究実績の概要

髄膜腫治療の第一選択は手術による腫瘍摘出であるが、悪性度が高く再発を繰り返す予後不良の症例に対しては補助療法として術後放射線療法が行われる。しか
し、中には放射線療法に反応が乏しい症例が存在し、何が放射線への反応性を規定するのかはほとんど解明されていない。そこで本研究では、髄膜腫に対する放
射線治療効果の予測因子を解明することを目的として、病理遺伝学的解析を行う。放射線治療効果が予測できれば、個々の症例に最適な放射線治療の導入時期や
治療方法を決定することが可能になると考える。
現在までに、解析対象となる症例の臨床データの収集、病理組織学的特徴の再評価および再診断を行った。さらに、免疫染色(ACADL,MCM2,S100B,SCGN)を用いた
分類が放射線治療効果を反映するかを検証した。現在はMCM2の染色性の高低に注目して分析を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究者の育児休暇取得により研究が遅れており、研究期間の延長を行う予定である。

今後の研究の推進方策

MCM2の高発現が放射線治療効果不良に関連すると推察された場合、MCM2に関連する分子の発現などをRNA-seqで解析しつつ、他腫瘍との比較検討も行っていく。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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