研究課題/領域番号 |
22K15429
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
鈴木 まりお 順天堂大学, 医学部, 特任准教授 (80529248)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | TEAD4 / 脳実質内腫瘍 / TEAD4 / 脳腫瘍 / Hippoシグナル経路 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、近年がん分野において注目されているHippoシグナル経路の転写因子であるTEAD4と脳腫瘍の発生起源との関連について、主に新規治療の標的となる可能性について探索することを目的とする。 自施設内の脳腫瘍検体を用いてTEAD4の発現解析を行い、病理組織像や臨床経過との相関について解析する。また、Hipoシグナル経路の制御に関与する薬剤の有効性を、すでに樹立された脳腫瘍の細胞株を用いて検証する。
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研究実績の概要 |
本研究はHippoシグナル経路の転写活性因子のひとつであるTEAD4の発現を、脳実質内腫瘍の組織分類ごとに測定し、比較検討することを目的とし、最終的には治療標的の可能性を検討する。 これまでに当院において外科的介入を施行した脳実質内腫瘍を対象に、各々10検体を最小値として抽出し、希少疾患や数が満たないものは可能な限り全ての検体を含めた。これに対しリアルタイムPCRを施行している。 下記理由によりい研究の進捗状況は遅れているが、残りの研究期間に合わせて計画をすすめる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
WHO脳腫瘍分類は2021年に改訂、2022年に出版され、いくつかの腫瘍系については分子生物学的背景に基づく診断となり、予定していた検体の病理組織学的分類を改めて見直す作業が入ったため、検体の抽出にやや時間を要した。 また、他業務との兼ね合いで研究に対するエフォートが昨年度はやや小さかったため。 2022年度の遅れについては修正されてきており、引き続き研究を進めていく。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度の前半までにリアルタイムPCRおよび免疫組織染色を用いた定量・定性での発現解析を行う。解析時点において、脳腫瘍関連学会での発表を目指し、会場でのディスカッションを元にさらなる推敲を重ねていく。 後半よりすでに高発現であることが知られている脳腫瘍の細胞株を用いた細胞実験を行う予定とする。
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