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高密度集束超音波を応用した肝・胆道悪性腫瘍に対する超低侵襲治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K15562
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関国際医療福祉大学

研究代表者

皆川 卓也  国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学成田病院, 講師 (90626714)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードフリーラジカル / 高密度集束超音波 / 二酸化チタン / 肝細胞癌 / 胆道癌 / 大動物モデル / 肝悪性腫瘍 / 胆道悪性腫瘍 / 高密度収束超音波 / 低侵襲治療
研究開始時の研究の概要

本研究では、既存の治療法とは全く異なるアプローチとして、二酸化チタン粒子またはチタン合金製ステントに強大な超音波エネルギー(高密度集束超音波)を照射することで発生するフリーラジカルを介した、新規の超低侵襲抗腫瘍療法を確立する。研究項目は、①肝細胞癌に対する二酸化チタンナノ粒子を用いた肝動脈化学塞栓療法後の高密度集束超音波照射による抗腫瘍療法の開発、②胆道癌に対するチタン合金製胆管ステントへの高密度集束超音波照射によるステント内腫瘍閉塞制御療法の開発、の2つである。

研究成果の概要

本研究の目的は、高密度集束超音波と金属ナノ粒子/金属製体内ステントを用いた新規の超低侵襲抗腫瘍療法の開発である。本研究では、蛍光イメージング技術を用いたマウスモデルにて二酸化チタンナノ粒子およびチタン合金製ステントに照射する超音波の周波数および強度に関する至適条件の検証を行い、肝細胞癌細胞株に応じて至適条件が異なることを見出した。また、ヒト肝細胞癌株であるHepG2を用いた肝細胞癌ブタモデルが肝細胞癌大動物モデルとして有用であることが示された。一方で、JHH-4を用いた肝細胞癌ブタモデルの作成には至らなかったが、条件を変更することで新たな大動物モデルの作成が得られる可能性についても示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によりヒト肝細胞癌ブタモデルが確実に増産することが可能となり、治療モデルとしても機能することが示されれば、治療効果の検証のみならず組織学的な変化についても検証することが可能となり、肝・胆道悪性腫瘍に対する新規治療法の開発に寄与することが期待される。また、チタンを用いた医療資材に高密度収束超音波を照射することで抗腫瘍効果が示されれば、既存の治療法の弱点を克服した新規のドラッグデリバリーまたはデバイス開発にも貢献することが期待される。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2025-01-30  

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