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切除不能膵癌における化学療法効果予測因子となりうるmicroRNAの探索

研究課題

研究課題/領域番号 22K15566
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関東海大学

研究代表者

森町 将司  東海大学, 医学部, 助教 (70838010)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード膵癌 / microRNA / 化学療法 / バイオマーカー / 切除不能膵癌
研究開始時の研究の概要

膵癌は極めて予後不良な悪性新生物である。そのため、限られた期間に最適な化学療法薬を選択すること、効果が無効になった場合は速やかに診断することが予後改善に極めて重要である。そこで本研究は、化学療法中の血中miRNAを時系列で解析することで、化学療法の効果判定に有用な血中miRNAを探索する。さらに、候補のmiRNAが膵癌の悪性転化や化学療法薬への治療抵抗性に如何に関連するかを検討する。

研究実績の概要

2022年4月から2024年3月末までの2年間で、新規の切除不能膵癌患者のうち、当研究に参加いただいたのは計22名であった。内訳として、13名は初回化学療法としてGEM+Nab-PTX療法を選択し、9名がFOLFIRINOX療法を選択された。2024年4月1日の時点でGEM+Nab-PTX療法を初回化学療法として選択した症例のうち、2名は重篤な有害事象で、6名は病勢増悪でGEM+Nab-PTX療法を終了となっている。現在も継続しているのは5名である。FOLFIRINOX療法を初回化学療法として選択した症例のうち、7名は病勢増悪で終了し、現在も継続しているのは2名である。
切除不能膵癌における化学療法効果予測因子となりうるmicroRNAを捜索するため、今年度、各初回化学療法で病勢増悪となった症例が5例集まった段階でマイクロアレイ検査を行った。現在、候補となるmicroRNAを絞り込むため、マイクロアレイ検査の結果を解析しているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

計画としては3年間でGEM+Nab-PTX療法、FOLFIRINOX療法20例ずつを想定している。現在、GEM+Nab-PTX療法は想定通りの症例数が集まっているが、FOLFIRINOX療法は想定よりもやや少ない。理由としては、FOLFIRINOX療法を導入するためには、通常、事前に遺伝子検査とポート造設が必須である。その点が支障となり、多くの方が初回化学療法としてGEM+Nab-PTX療法を選択されている。

今後の研究の推進方策

現在、マイクロアレイによる網羅的な解析を行っている。FOLFIRINOX療法が10例となったところで、マイクロアレイ検査で候補となったmicroRNAを用い、各々の化学療法の検体を用い、効果予測因子となるmicroRNAが無いか解析を始めてみたい。候補のmicroRNAが見つからなかった場合には、膵癌血液中で上昇もしくは減少が報告されている既知のmicroRNAや研究実施者 (森町 将司)が、以前、膵癌組織検体を用いて発見した膵癌予後と関連するmicroRNAを用いて解析する。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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