研究課題
若手研究
近年、腫瘍内で樹状細胞 (Dendritic cell : DC)を活性化させることにより、腫瘍内にT細胞が集積することが明らかになった。そこで、申請者の研究室では腫瘍表面抗原を特異的に認識するキメラ抗原受容体 (chimeric antigen receptor : CAR)を介しDCを活性化させるCAR発現DC (CAR-DC)療法を開発(特許申請中:2021-005337)し、腫瘍内T細胞の増加と抗原特異的な抗腫瘍効果を確認した。本研究は、新規細胞療法CAR-DCの抗原特異的な抗腫瘍効果の機序解析、またCAR-DCと免疫チェックポイント阻害剤の併用効果の検証を目的とする。