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スプライシング関連タンデムリピートが遺伝性疾患の病態に果たす役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K15646
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分51030:病態神経科学関連
研究機関京都大学 (2023)
横浜市立大学 (2022)

研究代表者

浜中 耕平  京都大学, 高等研究院, 特定助教 (20801129)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードタンデムリピート / スプライシング / リピート伸長病 / 脊髄小脳変性症 / 量的形質座位 / QTL
研究開始時の研究の概要

タンデムリピートの長さはゲノム機能に影響し、遺伝子のスプライシングをローカルに制御する例が報告されている。しかし、ゲノムワイドにスプライシング関連タンデムリピートを同定した研究はない。そのため、リピート伸長病を含む遺伝性疾患で、ローカルなスプライシング異常の寄与が見過ごされている可能性がある。そこで、本研究では、1) Genotype-Tissue Expressionコンソーシアムの800人以上の全ゲノムシーケンシングと全身の組織のRNAシーケンシングを用いてスプライシング関連タンデムリピートのカタログを作り、2) リピート伸長病のメカニズムを網羅的に明らかにすることを目指す。

研究成果の概要

我々は、800人以上のドナーの全ゲノムシーケンシングと全身の組織のRNAシーケンシングを用いて、スプライシング関連タンデムリピートのカタログを作製した。これらの中に、脊髄小脳変性症6、脊髄小脳変性症12という2つのリピート伸長病の原因座位(各々CACNA1A、PPP2R2B遺伝子)が含まれていた。このCACNA1AとPPP2R2Bのリピートについて、一般集団とリピート伸長病患者を比較した結果、一般集団でも軽度ながら患者と同様のスプライシング変化を起こしていた。この結果は、一般集団のデータを用いてリピート伸長病の病理メカニズムを予測することが可能であることを示唆している。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で作成した、スプライシングと関連するリピートの網羅的なカタログは、将来的に希少な神経疾患のメカニズムの理解に役立つと思われる。また、遺伝性がある頻度の高い疾患(自己免疫疾患など)のメカニズムの理解にも役立つ可能性が考えられる。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] スプライシング関連タンデムリピートのゲノムワイドな同定2023

    • 著者名/発表者名
      濵中 耕平
    • 学会等名
      NGS EXPO 2023
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2025-01-30  

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