研究課題
若手研究
アルツハイマー病をはじめとする神経変性疾患患者の脳内ではアストログリオーシスが生じ、Monoamine Oxidase B(MAO-B)の増加が神経炎症を反映する。アルツハイマー病において、原因タンパクとされるタウ蛋白、アミロイドβ蛋白と神経炎症、神経変性の因果関係には未解明部分が非常に多く、治療薬開発の大きな障壁となってきた。本研究では健常者およびアルツハイマー病患者を対象に新規MAO-B PETトレーサー 18F-SMBT1を用いたPET studyを実施し、神経炎症の時間的・空間的分布と臨床症状との関連を明らかにし、神経変性の機序解明、そして治療標的の創出へ繋げることを目的とする。
本研究の目的は健常者およびアルツハイマー病患者を対象にMAO-B PETトレーサー 18F-SMBT1を用いたPET studyを実施し、神経炎症の時間的・空間的分布と臨床症状との関連を明らかにし、神経変性の機序解明、そして治療標的の創出へ繋げることである。申請者の産前後・育児休暇(2022年5月~2023年1月)に伴い、今年度は大きな研究実績をあげることはできなかった。ただし本研究の前課題18K15357(2018-2022年度)「病理イメージングを用いたタウオパチーにおけるタウ-グリオーシス相互作用の解明」でアルツハイマー病、軽度認知機能障害患者、健常者のPET scanを実施しており、これをベースラインデータとする方向で研究計画を立て直すこととした。
4: 遅れている
申請者の産前後・育児休暇(2022年5月~2023年1月)のため。
本研究の前課題18K15357(2018-2022年度)「病理イメージングを用いたタウオパチーにおけるタウ-グリオーシス相互作用の解明」でアルツハイマー病、軽度認知機能障害患者、健常者のPET scanを実施しており、これをベースラインデータとする。これにより2023年度以降はフォローアップスキャンを主に実施することで当初の研究計画と同等の進捗に追いつくことができると考える。
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