研究課題
若手研究
海馬硬化を伴う内側側頭葉てんかんは、海馬硬化によって生じたてんかん原性による部分てんかんである。本研究では、ヒト多能性幹細胞から3次元での海馬組織の分化誘導(海馬オルガノイド)を基礎に、健常者由来および患者由来のヒト多能性幹細胞から海馬をそれぞれ3次元で分化誘導し、海馬硬化症の病理と機能異常によるてんかんの両方をカバーできるモデルを構築を達成することを目的とする。研究内容として、①健常者由来多能性幹細胞からの海馬組織の分化誘導条件の検討+疾患iPS細胞を用いた海馬硬化症の病態再現、②得られた海馬硬化症モデルからのてんかん原性獲得の計測・評価の2つのステップを実施する。