研究課題/領域番号 |
22K15710
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大薗 達彦 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任助教(常勤) (90898264)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | αシヌクレイン / HLAクラスII / パーキンソン病 / アルファシヌクレイン |
研究開始時の研究の概要 |
パーキンソン病において病的なαシヌクレインの細胞間伝播が病状進行に重要な役割を果たすと考えられるが、細胞間伝播の機序に関しては不明な点も多い。本研究ではパーキンソン病関連分子とされるHLAクラスII分子が病的なαシヌクレインの細胞外輸送に関与すると仮説を立てた。本研究では1)αシヌクレイン/HLAクラスII複合体が細胞外輸送に関わること、および2)その複合体がαシヌクレインの凝集促進に関与すること、を明らかにすることを目的とする。
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研究実績の概要 |
細胞内でのαシヌクレイン/HLAクラスII複合体形成のメカニズムを探るため、サイトカイン投与によりαシヌクレイン/HLAクラスII複合体形成にどのような変化が生じるか検討した。 特定のサイトカインでは変異αシヌクレインとHLAクラスIIの結合特異性は上昇させないものの、変異αシヌクレイン/HLAクラスII複合体の総量は大幅に上昇させることを明らかにした。この結果は生体内において特定の環境下においてはこの複合体が増加することが示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
これまで細胞表面・細胞外を中心としたαシヌクレイン/HLAクラスII複合体評価であったが、細胞内での形成促進因子を同定したことにより、細胞内での形成機序解明につながる糸口が得られた。
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今後の研究の推進方策 |
HLAクラスIIとの複合体形成のために重要である因子は、サイトカイン以外にも知られており、別の機序でのαシヌクレイン/HLAクラスII複合体形成の評価を行う。 ヒトサンプルでのαシヌクレイン/HLAクラスII複合体の検出も予定する。
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