研究課題/領域番号 |
22K15712
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
岡田 陽子 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師(病院教員) (00435025)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 血管内皮機能 / 多発性硬化症 / 神経筋疾患 / Flow mediated dilation / Breath holding index / 自己免疫性神経疾患 / flow mediated dilation / breath holding index |
研究開始時の研究の概要 |
血管内皮機能は、動脈硬化などの形態的異常が出現する前の、早期の血管の診断指標として注目されているが、神経疾患における血管内皮機能障害を検討した研究は少ない。私たちは、超音波を用いた非侵襲的な方法で種々の神経疾患における血管機能異常の解析を続け、この中で、多発性硬化症患者において血管機能が高率に障害されていること、さらに血管内皮機能と多発性硬化症の重症度の間に関連があることを世界で初めて見いだした。内皮機能障害は、過剰な慢性炎症を促進し炎症性疾患の進行に関与する可能性があり、新たな治療標的として期待できる。本研究では、免疫性神経疾患における内皮機能異常と病態進行・治療効果の関連性を解析する。
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研究実績の概要 |
すでに登録されたこれまでの症例における解析では、多発性硬化症や視神経脊髄炎などの中枢神経の自己免疫性疾患と比較して、認知症や慢性炎症性脱髄性多発神経根炎を中心とする末梢神経炎では内皮機能を示すFMDが低下している傾向を認めた。脳血管反応性を示すBHIは末梢神経炎では正常範囲であり、病態との関連が示唆される。 現状では解析に必要な症例数に達していないため、登録を継続する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19感染対策のため、病棟検査室で外来患者様を検査することに制限があり、症例の登録が遅れている
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今後の研究の推進方策 |
COVID-19の取り扱い変更に伴い、状況は改善すると想定されるため、予定通り症例の蓄積を再開し、平行して解析を進める。
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