• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

MAIT細胞による脳血管性認知症の病態制御機構の解明と新規治療開発の基盤的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K15718
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関山梨大学

研究代表者

中島 翔  山梨大学, 大学院総合研究部, 特任講師 (10926273)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード血管性認知症 / MAIT細胞 / 神経炎症 / 大脳白質病変
研究開始時の研究の概要

脳梗塞急性期における神経炎症にMucosal-Associated-Invariant T (MAIT)細胞が関与し組織障害を惹起すること、中枢神経炎症疾患である多発性硬化症においてMAIT細胞が白質障害に重要な役割を果たすこと、さらに虚血性白質病変が血管性認知症の原因となることが既に知られている。本研究ではこれまで詳細が検討されていない血管性認知症の虚血性白質病変におけるMAIT細胞の役割を明らかにし、神経炎症の観点から血管性認知症の病態を解明する。

研究実績の概要

皮質下血管性認知症(多発ラクナ梗塞性認知症およびBinswanger病)患者、皮質性血管性認知症(脳アミロイドアンギオパチー)患者の選定をする際に、想定以上に外来で診断をつけられる患者数が少なく、またヒトの血液検体を用いたフローサイトメトリーを行う実験系のプロトコルが不完全で最適化のための試行実験を繰り返す必要が生じたことから研究が遅延する状況となった。トライアルの範疇ではあるが、皮質下血管性認知症患者の血液中では、健常者に比べてMAIT細胞が少なくなる傾向があること自体は見出した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

皮質下血管性認知症(多発ラクナ梗塞性認知症およびBinswanger病)患者、皮質性血管性認知症(脳アミロイドアンギオパチー)患者の選定をする際に、想定以上に外来で診断をつけられる患者数が少なく、またヒトの血液検体を用いたフローサイトメトリーを行う実験系のプロトコルが不完全で最適化のための試行実験を繰り返す必要が生じたことから研究が遅延する状況となった。またこの研究期間内に2度職場の異動を経験しており、その都度倫理委員会に申請し直す必要があるなど事前の手続きに時間を要し実験に割ける時間が短縮したことも一因となったと考えている。

今後の研究の推進方策

まだフローサイトメトリーにより測定できた全体数が少ないことから、より検体数を増やしてから解析をする必要がある。今後の予定としては改めてヒト血液中のデータ取得、解析を進めていくとともに、マウスの血液中におけるサイトカイン変化についても同時に進めていく予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi