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凝集体結合タンパク質SGTAの解析を通じた神経変性疾患の分子病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K15731
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

窪田 瞬  横浜市立大学, 附属病院, 助教 (60891851)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワード神経変性疾患 / タンパク質凝集体 / シヌクレイン / 神経核細胞質内封入体
研究開始時の研究の概要

神経組織への凝集体タンパク質の沈着は,神経変性疾患に共通の重要な病理学的特徴である.凝集体形成は神経変性疾患に共通した分子病態に関与していると考えられ,この解明は神経変性疾患全般の治療開発において重要な意義を有する.
本研究ではpolyQタンパク質,α-Syn,TDP-43凝集体形成に凝集体結合タンパク質であるSGTAが与える影響を解析し,凝集体結合タンパク質が凝集体の形成や構造,毒性といった性質に影響を与えるのか,また凝集体結合タンパク質に含まれるRNAの包括的解析を行い,凝集体形成がRNA metabolismに与える影響を疾患分子ごとに検討することを目的としている.

研究成果の概要

凝集体結合タンパク質SGTAと神経変性疾患でみられるタンパク質凝集体との関連を免疫細胞染色で検証した. 培養細胞株に多系統萎縮症でグリア細胞質内封入体を形成するタンパク質であるαシヌクレイン(αSyn)を強制発現させ, 細胞質内凝集体を形成させた. 免疫細胞染色を行い, SGTAとαSyn凝集体が局在するか検証したが共局在はみられなかった. 野生型, 疾患関連バリアントいずれのαSyn凝集体でも結果は同様であった. またALSでみられる封入体の構成成分であるTDP43, UBQLN2を用いて同様の実験を行ったがTDP43凝集体, UBQLN2凝集体いずれともSGTAの共局在はみられなかった.

研究成果の学術的意義や社会的意義

神経変性疾患は慢性進行性に神経細胞が変性, 脱落し神経症状を呈する神経難病の総称である. 代表的な疾患としてアルツハイマー病, パーキンソン病, ALSやポリグルタミン病などがあり,いずれも根治療法はない. 多くの神経変性疾患でみられる共通の特徴として神経組織へのタンパク質凝集体の沈着があり凝集体形成は神経変性疾患に共通した分子病態に関与すると考えられる. 凝集体結合タンパク質の病態への関与を解明する事は神経変性疾患全般の治療開発において重要な意義を有する.本研究では申請者らが独自に同定した凝集体結合タンパク質であるSGTAに着目し各種神経変性疾患でみられるタンパク質凝集体との関連を検討した.

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2025-01-30  

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