研究課題/領域番号 |
22K15740
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
|
研究機関 | 徳島大学 (2023) 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) (2022) |
研究代表者 |
松原 知康 徳島大学, 病院, 特任助教 (30811608)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | ドパミントランスポーター / DAT SPECT / パーキンソン病 / パーキンソン症候群 / レビー小体型認知症 |
研究開始時の研究の概要 |
Lewy小体病は臨床診断の精度を高めるために正確な診断バイオマーカーの確立が求められている。その候補の1つとしてドパミントランスポーターSPECTがある。しかし、このバイオマーカーの病理学的基盤についての見解は相反しており、未だ理解が十分でない。剖検脳の網羅的解析と画像-病理の対比を通じて、ドパミントランスポーターSPECTの病理学的背景を解明することを目指す。
|
研究実績の概要 |
研究開始後順調にドパミントランスポーターを生前に撮像された開頭剖検検体が得られている。現在はこれらについて基底核の機能免疫染色および画像解析を進めている。 線条体のイオフルパン集積がパーキンソン病と進行性核上性麻痺の両方で髄液ホモバニリン酸濃度と相関しており、同等の髄液ホモバニリン酸濃度(=ドパミンレベル)ではパーキンソン病よりも進行性核上性麻痺の方が線条体でのイオフルパン集積の減少がより高度であろうことを示し、報告した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究開始後順調にドパミントランスポーターを生前に撮像された開頭剖検検体が得られており、当初の目標症例数に到達した。現在はこれらについて基底核の機能免疫染色および画像解析を進めている。
以上より、臨床画像病理連関の解析が進んでおり、おおむね順調に進んでいると評価した。
|
今後の研究の推進方策 |
上記のように得られている結果を深化させ、画像解析については各構造ごとの詳細な解析の追加、病理については対応する部位での機能染色の検討をより詳細に行い、臨床-画像-病理連関について検討を推し進める。
|